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福島 子ども減少幅が事故前水準に
5月4日 17時42分

福島 子ども減少幅が事故前水準に
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福島県では、原発事故のあと、放射線への不安から子どものいる世帯の県外への避難が相次ぎ、子どもの人口が急減しましたが、去年からことしにかけての減少幅は、事故の前の水準に戻りつつあることが分かりました。

福島県のことし4月1日現在のまとめによりますと、0歳から14歳までの子どもの数は24万9151人で、県の人口全体の12.9%を占めています。
福島県の子どもの人口は、震災と原発事故の前、少子化の影響で毎年6000人前後減り続けていました。
それに加え、事故直後のおととし4月からの1年間は、放射線への不安から子どものいる世帯の県外への避難が相次ぎ、子どもの数は1万5000人余り減りました。
これに対し、去年4月からことしにかけての減少数は7700人余りで、事故前の水準に戻りつつあります。
県外への新たな避難が減ったり、避難した世帯が県内に戻ったりしていることが、背景にあるとみられます。
福島県の子どもを取り巻く環境を巡っては、中通りや浜通りを中心に、放射線への不安から外遊びを控えていることによる運動能力の低下や精神的なストレスの問題にどう対処するかや、町の外へ避難している浜通りの学校が、子どもの数が減るなかで教育環境をどう維持していくかなどが、課題となっています。

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