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政治
トルコに原発輸出へ 三菱などに排他的交渉権 インフラ輸出に弾み
2013.5.4 00:54
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三菱重工などが建設事業に関する排他的交渉権を得るのは、トルコが黒海沿岸の都市シノップで計画している原発。計画では原発4基を建設し、総事業費は220億ドル(約2兆2千億円)規模になる見込みだ。これまで日本、中国、韓国、カナダの4カ国が受注を目指し争っていた。
首脳会談では「原発と原子力産業の開発のための協力協定(IGA)」を結ぶことを確認し、両政府間で署名式も実施。日本が原発建設でIGAに署名するのも初めてとなる。
IGAにより三菱重工などは独占的に交渉できる権利を付与される。政府間でも、IGAに基づき原発建設に向けた協力内容を調整する運営委員会を設置。トルコ側には、原発建設用地の無償提供や関係する人員の出入国をしやすくする措置が義務化される。
このほか、トルコに原子力分野の専門家を育成する科学技術大学を合同設立することで検討していくことが決まった。
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