年収は、なぜ「使う財布の値段」の200倍になるか?
プレジデント 2月4日(月)10時30分配信
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| 亀田潤一郎先生 |
お金持ちの財布には共通点が多い。色形はもちろん、何より驚かされるのは、そのスマートな美しさだ。なぜ、彼らは“たかが財布”をさほどに大切にするのか。その秘密を覗いてきた。
■「サイフ診断」でわかる金持ち父さんの秘密
お財布を意識し始めたのは、いまを遡ること9年前、私がまだ税理士事務所で見習いをしている頃だった。
当時、私には敬愛する、ある中小企業の社長がいた。年収約5000万円。もちろんお金持ちだったが、経営は手堅く、収入の大半を貯蓄に回しておられた。
ある日、社長の目の前で自分のお財布を出して、お金を払う場面があった。すると社長の顔色が、突然曇った。
「君は税理士を目指しているんだよね。僕は君みたいな人に、大切なお金の管理を任せたいとは思わないな」
社長が苦々しい顔つきで見詰めていたのは、私のお財布だった。
「君は、お金に対してきれいなイメージを持っていませんね。だから、そんなボロボロのお財布にお金を入れて、平気なんです。そんな意識の人は、税理士には向いていないんじゃないかな」
当時、私が使っていたのは、よく高校生が持っている2つ折りのマジックテープ式のお財布だった。値段は500円。常にお尻のポケットに入れていたので、ヒップラインに即して湾曲していた。
そして、私はたしかに「お金は汚いものだ」と思っていた。父親が経営していた会社が倒産して借金の一部を肩代わりした私は、極限的な貧乏生活を経験していた。「この世に金さえなければ、こんなことにはならなかった」という思いが強かった。私はお金を汚いと思っていたどころか、恨んでさえいたのだ。
敬愛する社長の一言にショックを受けた私は、その日以来、稼いでいる社長たちのお財布を徹底的にウオッチすることに決めた。1カ月に最低でも5〜10個のお財布を詳細に観察させてもらった。飲み会の席などで、「私、お財布鑑定やっていまして」などと言うと、ほとんどの社長が快くお財布を見せてくれた。
おそらくこれまでに、700個近いお財布を拝見させてもらったことだろう。お陰でいまや、一目見ただけでブランド名とお財布自体の値段を言い当てることができるようになった。
さて、こうして幾多のお財布をウオッチしてきた結果、私はある法則の存在に気づいた。それは……。
「稼ぐ人は必ず長財布を使っている」
という法則である。
人並み以上に稼いでいるビジネスパーソンで、2つ折りのお財布を使っている人はひとりもいなかったのである。
そして、稼いでいる人のお財布は、「薄い」という共通点も持っていた。無駄なカード類や領収書などが入っておらず、お札だけが入っているため、薄いのだ。
「なぜ、長財布を使うのですか? 」
「だって、お札が伸び伸びできて居心地がよさそうじゃないか」
最終更新:3月14日(木)15時20分
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