お薦めトピック
- AD -
日経ものづくり雑誌ブログ

Windows「メモ帳」や「Word」で割り算を実行する方法

2008/09/30 19:11
木崎 健太郎=日経ものづくり
Facebookでシェアする
Twitterでつぶやく

 決して「石を投げない」と約束の上でお読みいただきたいのですが,ワープロ「Word」や,Windows付属のテキストエディタ「メモ帳」で数値計算をさせる方法を発見(?)いたしました。

 日経ものづくり本誌は1行18文字程度なので(「程度」というのは,文字の種類によって字間を詰めたり開けたりしているため,はっきりと確定した数値にならないためです),Wordでも18文字程度に設定して原稿を書きます。Wordのデフォルトでは1ページに36行なので,例えば本文を330行書く必要があるといったときには330÷36なんていう計算をやるわけです。いちいち「アクセサリ」から「電卓」を引っ張り出すのも面倒だし,暗算は…ですし,そもそもたいした計算ではないので,画面を切り替えずに実行できないかと思っていたわけです。

 その方法ですが,本当に石を投げられそうで怖いのですが,もったいぶってもしょうがないので,以下に示します。


(画像のクリックで拡大)

 筆算で割り算をやったのは何年ぶりか分かりません。別に思い出すのに苦労したりはしませんでしたが,それでも脳みその中でずっと使っていなかった回路を久しぶりに使ったような感じがしました。

 たったこれだけのくだらないことですが,いろいろ妄想するきっかけにはなりました。まず,これをもって「『Word』『メモ帳』に計算機能がある」といってよいでしょうか? もちろんバツだとは思いますが,では「『Word』『メモ帳』で計算ができる」だったら? ウソではない,と強弁しようと思えばできそうな気がします。むしろワープロやテキストエディタのような基本的なツールだからこそ,さまざまなことができるといえるかもしれません。

 昔,電卓が出はじめのころは,子どもは電卓を使ってはいかん,といわれました。計算の基礎を学ばなければいけない時期には,苦労してでも筆算(あるいは暗算やそろばん)を練習せよ,ということになっていて,大人も子どももそれを共有していました。大げさに言えば「自動化はよいが,基礎が分からないまま自動化してもちゃんと使いこなすことはできない」という感覚です。

 時代が進むにつれてものごとはどんどん高度になっていきますから,理屈で言えば基礎を学ぶ時間も以前より延びるはずです。しかし,それでは便利さを享受するまでに時間がかかりすぎてしまう。「基礎が大事なのは百も承知だが,じっくり勉強している(させている)ヒマはない」というジレンマはいろいろなところで見られます。どうするのがよいか簡単には言えませんが,年を取ったせいもあって,基礎を勉強できる時間とは大変に貴重なものだった,と思うようにはなりました。

インタレストマッチ - 広告の掲載について
とても参考になった 30
まあ参考になった 32
ならなかった 34
 投票総数:96
コメントに関する諸注意
(必ずお読みください)



コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。しばらくお待ちください。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。
English
中文

編集部からのトピックス

定期購読者限定サービス

雑誌掲載記事の検索&PDFダウンロード

購読のご案内

毎月1日発行
年間購読料(税込み)
1年(12冊):13,200円
3年(36冊):28,600円
一部売価格(税込み): 1,400円

バックナンバー

2013年1月号
2013年1月号 特集 12人の鋼の工場長

工場長は何を考え、現場を動かし、いかに工場をつくるのか。

2012年12月号
2012年12月号 特集 図面改善 10の視点

設計部門と製造部門の置かれた状況が変わりゆく中、確固たるものづくりを実現するためには図面がどうあるべきか。

2012年11月号
2012年11月号 特集 海外に任す

これからの時代、海外のEMS企業やODM企業とはどのように付き合っていけばよいのか。

雑誌バックナンバー
日経ものづくり定期購読キャンペーン