2013.5.4 05:01

虎・マートン猛打賞!打率・378まで上昇(1/2ページ)

2回、安打を放つ阪神・マートン=甲子園球場(撮影・岡田亮二)

2回、安打を放つ阪神・マートン=甲子園球場(撮影・岡田亮二)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神14-3ヤクルト、7回戦、阪神5勝2敗、3日、甲子園)虎の安打製造機の勢いが止まらない-。バットを振れば、快音が響く。まるで打ち出の小づち。マートンが3打数3安打2四球、全打席出塁と大暴れ。虎党を、ヒットパレードでおもてなしだ。

 「1試合1試合を意識しているよ。いいスイングしてアウトになることあるからね」

 3度灯した「H」ランプ。まずは6-1とした二回無死二塁で魅せた。ヤクルト先発・石川から左前打。藤井彰から続いた今季初となる6連打のトリを飾った。四回の第4打席でも左前へ。六回の先頭では左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、7試合連続安打&今季7度目の猛打賞を記録し、打率は・378まで上昇した。首位打者を争う・405のルナ(中日)についても「気にしていないよ。シーズンは長いからね」と笑顔。余裕すら、感じさせた。

 ここまで積み重ねた安打数は、30試合を消化して45本。このままのペースで行くと、単純計算で216安打を記録することになる。214安打で日本新記録を打ち立てた2010年を上回る数字だ。完全復活どころか、さらなる進化を遂げていた。

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