新日本プロレス３日の福岡国際センター大会でＩＷＧＰヘビー級王者のオカダ・カズチカ（２５）が鈴木みのる（４４）の挑戦を退け、初防衛に成功した。次期挑戦者に真壁刀義（４０）が名乗りを上げ、６月２２日大阪大会でのＶ２戦が決定的となった。

　今年２月広島大会で敗れている天敵・みのるとの一戦。オカダは開始早々から性悪男の右腕集中攻撃にさらされた。２５分手前には逆落としからスリーパーホールドに捕らえられてしまうなど窮地に立たされた。

　それでも王者の意地でギブアップは口にしなかった。後頭部へのドロップキックで形勢逆転に成功すると、みのるのお株を奪う“ゴッチ式”ツームストーンパイルドライバーを発射。最後は問答無用のレインメーカーで死闘を制した。

　試合後のリング上には真壁が登場。オカダは「僕が“スッキリ”レベルの違いを分からせてあげますよ」と真壁の出演番組（日テレ系情報番組「スッキリ！！」＝水曜レギュラー）にちなんだ受諾宣言を繰り出し、大阪決戦での激突が決定的となった。