「絶対に打たせません!」。中日がDeNA・中村紀洋内野手(39=囲み写真)に“宣戦布告”だ。中村は日本通算2000安打にあと5本(2日現在)と迫り、3日からの中日3連戦でナゴヤドームに乗り込んだが、高木竜はここでの記録達成は何としても阻止、と意気込んでいるのだ。なぜここまでいうのか。そこには中日ならではの事情があった。
高木竜VSノリ。中日サイドのDeNA・中村の日本通算2000安打、ナゴヤドーム達成阻止に燃える気持ちはハンパではない。中村は「名古屋で達成したい。シーズン前から名古屋のような気がした。思惑通りです」と古巣・中日の本拠地で決めようと意気込んでいるが、竜ナインは「名古屋ではやらせません!」。この3連戦では中村を徹底マークするつもりでいるのだ。
優勝が決定する胴上げを本拠地でやられるのは大きな屈辱。何が何でも負けたくないというのはよくある話だろう。しかし、個人記録を達成させたくない、というのは珍しい。中日はなぜ、そこまでするのか。これには同じ2000安打に谷繁元信捕手(42)も「あと4本」と迫っていることが関係している。「(中村が名古屋で決めたら)谷繁さんが先を越されてしまうかもしれない。そうなったら盛り上がりませんからね」と主力投手の一人はいう。
谷繁の大記録達成を中日としては派手に祝いたい。しかし、その達成のカウントダウンに入っている谷繁の目前で他球団の選手が本拠地球場で同じ記録を達成してしまえば、いざ谷繁が2000安打を放った時にしらけムードになりかねないと心配している。しかも中村は中日をFAで出て行った因縁の選手。なおさら「谷繁にはノリ(中村)よりも先にやってほしい」(チーム関係者)となっている。
また、チームにとっても谷繁の2000安打は単なる個人記録にとどまらず、大きな鍵との認識もある。今季の中日は2日現在、第2次高木政権ではワーストの借金6で単独最下位に低迷するなど暗い話ばかりを提供している。そんな状況で谷繁の2000安打は数少ない明るいニュース。「こんな状況だからこそ何かきっかけが必要。谷繁の2000安打達成がそのきっかけになってくれるかもしれない」と中日サイドはチーム浮上のスイッチの役割としても期待。そのためにも、谷繁の2000安打はとにかくど派手に華々しくなってもらわなければ困るわけだ。
どんなささいなことでも谷繁のお祝いムードに水を差す可能性が少しでもある芽は摘んでおかなくてはならない。その芽こそが中村のナゴヤドームでの2000安打達成だけに気合も入るばかりの高木竜。偉業目前の谷繁と中村が絡む3、4、5日の中日対DeNAのゴールデンウイーク・ナゴヤドーム3連戦は、通常とはひと味違う緊張感の中での戦いになりそうだ。
福井競輪場で開催された「第29回共同通信社杯」(GⅡ)は29日、決勝が争われた。レースは村上義弘(38)の番手を安東宏高(31)と競りだった長塚智広(34)が、取り切って直線抜け出しV。
あの「機動戦士ガンダム」が遂にパチンコ台となって登場! 人気ライター・かおりっきぃが、話題のこの台を徹底解剖する。 勝利の栄光をつかみたい君は、必ずチェックしよう!! (C)創通・サンライズ
本紙でもおなじみの競馬評論家の清水成駿や本紙虎石、血統評論家水上学&〝生ける伝説〟安藤勝己元騎手が参戦!「東スポ@競馬 春のGⅠ大討論会 安藤勝己も登場with競馬ラボ」がニコニコ生放送された。春のGⅠ戦線を心から楽しみたい競馬ファンは絶対にチェック。