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事件
【衝撃事件の核心】六本木襲撃事件 関東連合元リーダーはどこへ? フィリピンで消えた足跡を追え
捜査関係者によると、見立容疑者は十数年来の抗争相手の名前を挙げ、「あいつを殺すまでは捕まらない」と話していたという。今回の事件も抗争に端を発し、抗争相手に容姿が似ている藤本さんが間違えられて襲われた疑いが強い。
いまだに抗争相手への執念を隠さない見立容疑者による“制裁”を恐れてか、逮捕された関東連合OBらの中には「話せばグループにいられなくなる」として、具体的な供述を拒む者も少なくないという。
「逃亡犯」専従部隊が捜索…フィリピン当局も本腰
見立容疑者はどこに消えたのか-。彼の行方に関心を持っているのは国内の捜査当局だけではない。
1月には、フィリピン入管当局の「逃亡犯捜索班」が見立容疑者を捜索対象に指定して捜索を始めている。同班は2011年、同国内の外国人逃亡犯の専従捜索部隊として設置され、12年には日本人3人を含む外国人46人の身柄を拘束している。
また、日本の外務省は警視庁の要請に基づき、見立容疑者に旅券返納命令を出しており、すでに1月22日付で見立容疑者のパスポートは失効している。どの国に潜伏していようとも不法滞在の容疑で当局が身柄を確保できる態勢は整っている。
捜査幹部は「見立容疑者は外国語に堪能なわけでも外国人との人脈が広いわけでもない。一生、海外で逃亡生活を続けるほどの覚悟があるとも思えない」と指摘する。見立容疑者が偽造旅券などで帰国した場合でも逃さないよう、国内外の入管当局との連携も強めているという。
「網を仕掛け、国内での情報収集も続けている。藤本さんや遺族のためにも、見立容疑者は絶対に捕まえなければならない」。警視庁幹部はこう強調した。
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