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ちはやふる編集者が制作秘話を紹介 あわら出身の冨澤さんが講演

(2013年5月4日午前7時05分)

拡大 漫画「ちはやふる」の隠れたエピソードなどを紹介する冨澤さん=3日、福井市の県立こども歴史文化館 漫画「ちはやふる」の隠れたエピソードなどを紹介する冨澤さん=3日、福井市の県立こども歴史文化館


 競技かるたを題材にした福井ゆかりの人気漫画「ちはやふる」の編集者冨澤絵美さん(34)=あわら市出身=による「おはなし会」が3日、福井市の県立こども歴史文化館で開かれた。冨澤さんは「福井弁のせりふは私が手直ししている」と話すなど、漫画づくりの隠れたエピソードを紹介した。

 講談社BE・LOVE編集部の冨澤さんは、作者の末次由紀さんと本県の団体や大会を取材するなど、作品の立ち上げから編集者としてかかわっている。主要人物「綿谷新」は福井県出身で、あわら市が舞台として登場するなど、冨澤さんの経験が作品に生かされている。

 おはなし会では、綿谷新が「やろっさ」など、福井弁を使っていることを紹介。「彼のせりふは私がコテコテの福井弁に手直ししている」と話すなど、漫画が完成するまでの工程や編集者の仕事を分かりやすく説明した。

 末次さんについては「漫画をつくる際、暗記カードに百人一首を書き込み、打ち合わせでも持ち歩いていた」と話し、競技者と同じ目線に立った作品にこだわる作者の思いを代弁した。

 おはなし会は4月27日から同館で始まった特集展示「ちはやふる かるた王国ふくい展」(6月9日まで)に合わせて開いた。

 

 

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