岡山市:転入者急増 「移住者、住みやすい街に」 「手伝い隊」発足、庁舎内で幅広い連携図る /岡山

毎日新聞 2013年05月02日 地方版

 温暖な気候と災害が少なくて人気?−−急増する転入者に対応しようと、岡山市は1日、各課の職員が連携する「移住・定住手伝い隊」(11人)を発足した。2010年の1年間、同市への転入者は転出者を162人上回るだけだったが、東日本大震災が起こった11年に1304人、翌12年には1655人も転入者が上回った。市は「移住者に住みやすい街にしたい」と、まず庁舎内で幅広い連携を図ることにした。【前本麻有】

 同市への12年の転入者は2万2804人。市は既に今年度から、住居や職探しなどの相談を受け付ける移住・定住支援室を設けた。1日に発足した「移住・定住手伝い隊」は同室と連携し、広報課や保育園・幼稚園課、住宅課などの職員で組織する。

 移住者からよく寄せられる質問として、「岡山市で住みやすい地区は?」「評判の良い学区はどこ?」といったものがある。だが、これらは主観的で、行政側としては率直に回答しづらいという。そこで、同隊は市のホームページを充実させることに加え、住宅や子育てなどに関する民間企業やNPO団体と連携を図り、選択肢が広がるような情報提供に力を入れる。

 移住・定住支援室の見川彰彦室長は「手前みそにならないように、実際に移住した住民にアンケートをして、回答を公表していきたい」と話す。

 同室によると、転入者の増加の背景は、災害が少ないイメージや自主避難者による口コミ、昨年発売の本「関東脱出!本気で移住マニュアル」(イースト・プレス社)で「岡山が最も移住に適している」と評価されたことが背景にあるという。

 見川室長は「岡山に関心が高まっている今、移住希望者をがっかりさせないよう、体制と対応をしっかり強化したい」と意気込む。問い合わせは同室(086・803・1335)。

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