米新規失業保険申請件数は32.4万件、約5年ぶり低水準

2013年 05月 3日 00:51 JST
 
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[ワシントン 2日 ロイター] 米労働省が2日発表した4月27日までの週の新規失業保険週間申請件数は、季節調整済みで1万8000件減の32万4000件で、2008年1月以来の低水準だった。経済全般が弱含むなか、雇用市場は依然回復していることを示した。

市場予想は34万5000件だった。

申請件数は、3日発表の4月米雇用統計に直接関連しないが、企業が雇用を抑えるなか、解雇への圧力が和らいでいることを示した。

ムーディーズ・アナリティクス(ペンシルベニア州)のエコノミスト、ライアン・スウィート氏は「解雇は問題でない。企業が採用に消極的となっている。このことから、雇用市場が引き続き行き詰っている」と話した。

4週間移動平均は1万6000件減の34万2250件。

ロイター調査によると、4月の米雇用統計の非農業部門雇用者数に関するエコノミスト予想は、前月比14万5000人増となっている。

 
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4月米雇用統計は、非農業部門雇用者の増加数が予想を上回る16万5000人。失業率は7.5%と約4年ぶりの低水準に。
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5月2日、米労働省が発表した4月27日までの週の新規失業保険週間申請件数は、季節調整済みで1万8000件減の32万4000件で、2008年1月以来の低水準だった。写真はデンバーの就職フェア会場で4月撮影(2013年 ロイター/Rick Wilking)
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