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スポットライトニュース

郵便爆弾を製造、九州朝日放送の元ディレクターが有罪に

2010年06月29日 21時20分 スポットライト

無許可で爆発物を作ったとして、爆発物取締罰則違反と火薬類取締法違反の罪に問われた福岡市の九州朝日放送(KBC)の元ディレクター永井譲被告(45)に福岡地裁(田口直樹裁判長)は29日、懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡した。
昨年3月、永井被告は自宅で火薬やくぎなどを使い起爆装置をつけた郵便爆弾を製造し、元同僚に送りつけようとしたが、すでに転居していたため配達はされなかった。その後、郵便局がその郵便物に不審なものを感じ通報したという。
裁判長は「実験結果から破壊力は大きくなく、人や財産に損害を与えるとは言えない」として、爆発物取締罰則違反の適用は認めなかった。また「かつての同僚に恨みを晴らそうとした。身勝手な逆恨みによる犯行だが、反省を深めている」と述べている。
KBC広報部は「元社員が有罪判決を受けたことを真摯に受け止めています」とコメントした。