中国の公安当局は1月末から3カ月間、食品安全に関わる犯罪の集中取り締まりを実施し、ネズミの肉を羊肉に偽装して販売していた事件など計2010件を摘発し、容疑者計3576人を拘束した。中国メディアが3日伝えた。
このうち江蘇省無錫市の公安当局などは偽装羊肉の販売に関わっていた63人を拘束。このグループは2009年以降、検疫を経ていないキツネやネズミの肉にゼラチンなどを加えて羊肉と偽り、江蘇省や上海市の市場に大量に売っていたという。
集中取り締まりでは、安徽省、福建省などで病死した豚の肉を販売していた事件も摘発した。(共同)