首相 トルコとＥＰＡ事前調整着実に

5月3日 17時20分

トルコを訪れている安倍総理大臣は、企業経営者との会合であいさつし、日本とトルコの経済関係を発展させるため、ＥＰＡ＝経済連携協定の政府間交渉の開始に向けた事前調整を着実に進める考えを示しました。

最後の訪問国、トルコの首都アンカラに到着した安倍総理大臣は、日本時間の３日午後、日本とトルコの企業経営者との会合に出席し、あいさつしました。
この中で、安倍総理大臣は「近年、トルコの経済回復は力強く、Ｇ２０の中でも１位、２位を目指すほどだ。日本とトルコ両国の協力には際限はなく、通信衛星など宇宙の協力や教育、医療分野などますます広がる」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、両国の経済関係を発展させるため、ＥＰＡ＝経済連携協定の政府間交渉の開始に向けた事前調整を着実に進める考えを示しました。
また、安倍総理大臣は、２０２０年夏のオリンピックとパラリンピックの招致活動について、「もしイスタンブールが射止めたら、私は誰よりも先に『イスタンブール万歳』と申し上げる。その代わり、もし東京が射止めたら、どうか万歳と叫んでいただきたい」と述べました。
安倍総理大臣は、日本時間の３日夜、エルドアン首相との首脳会談に臨むことにしています。