大阪・北野病院の筋弛緩剤紛失:麻酔科部長、不起訴
毎日新聞 2013年05月02日 大阪夕刊
大阪市北区の北野病院で成人15人分の致死量に相当する筋弛緩(しかん)剤を紛失した問題で、適正管理を怠ったとして薬事法違反の疑いで書類送検されていた当時の麻酔科部長の男性医師(54)と病院について、大阪地検は不起訴にした。処分は1日付。医師は昨年7月、院内の手術準備室の保管庫に、薬事法で毒薬指定されている麻酔用筋弛緩剤「エスラックス」を無施錠で保管したとされる。