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朝日新聞労働組合
「5・3集会」事務局
電話
06-6201-8409
(平日10時〜18時)
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第26回 言論の自由を考える5・3集会
対話がきこえない 「つながる」社会の中で
1987年の憲法記念日、朝日新聞阪神支局に目出し帽の男が押し入って散弾銃を発砲、小尻知博記者(当時29)を殺害し、もう一人の記者に重傷を負わせました。朝日新聞労働組合は翌年から「言論の自由を考える5・3集会」を開き、事件を風化させず、市民とともに言論への暴力に立ち向かおうと活動してきました。
事件から四半世紀。私たちを取り巻く情報環境は大きく変わっています。双方向に情報交換するソーシャルメディアの発達によって、バラバラだった「個」がつながる時代になりました。豊かなコミュニケーションに役立つツールは、私たちの暮らしの中に浸透し始めています。その一方で、話し合いや議論は細っているように見えます。自分の「正しさ」だけを言い募ったり、「敵」を見つけ出してはバッシングしたり。本来、社会を豊かにする意見のぶつかり合いが、かえって断絶を深める場面も目立っています。
言論を脅かすものは暴力に限りません。私たちはなぜ、対話に行き詰まるのか。今回の集会では、パネル討論を通じてその背景を読み解きながら、メディアのあり方も考えます。
朝日新聞労働組合
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