2013.5.3 05:04

虎、新助っ人緊急補強へ!元G・エドガーらが理想(2/3ページ)

巨人史上初の“出戻り外国人”となったエドガー。3度目の来日は!?

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 貯金は2あるが、今ひとつ乗り切れない。優勝するにはどうしたらいいか。開幕から29試合。刻んできた足跡が、投手補強を画策してきた球団を方針転換させた。真に必要なのは強打の助っ人だ。外国人野手獲りへ動き出すことがわかった。

 開幕前は、虎4年目を迎えるスタンリッジの状態や、守護神・藤川(現カブス)の抜けた救援陣に不安があり、投手補強を推進。中村勝広GM(63)を中心にリストアップを進めていた。だが明らかな補強ポイントの“ズレ”が生じた。

 チーム総得点はリーグワーストタイ(ヤクルトと並ぶ98点)で、総本塁打も同5位の13本。無得点試合は6もある。対照的にチーム防御率2・78は同1位。投手陣がチームを支えている。

 しかも期待していた新助っ人のコンラッドは開幕19試合、打率・180、得点圏打率・000、0打点、0本塁打。守備の不安もあって2軍調整中で、もはや構想から外れている。補強のメスの切っ先を「投打」のどちらに向ければいいか-。球団が検討を重ね、「打」へと方針を傾けていった。

 複数の球団関係者の話によるとターゲットは日本球界経験者。シーズン途中の加入だけに順応性と速攻性は欠かせない。09年5月にはメンチを早々と見切り、08年に西武に在籍したブラゼルを緊急獲得。成功した例がある。“場慣れ”は必須条件だ。さらに「右(打者)で一発を打てるタイプが理想」と球団幹部。マートン、大和、福留と外野布陣は不動。内野手に絞って、選定作業に入ることになる。

 「日本経験者」「一発も打てる」「内野手」。キーワードで浮上するのはエドガー・ゴンザレス(元巨人)、ホセ・カスティーヨ(元ロッテ)、ホセ・フェルナンデス(元楽天)ら。理想の右にこだわらなければダン・ジョンソン(元横浜=現DeNA)らもいる。

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