日本国旗について
現在、南コリアンによる「旭日旗がナチス党旗と同じ性質の旗で、日本に侵略された側としては不愉快である」との論調が騒動を引き起こし、謝罪やロゴの変更を余儀なくされる事案が相継いで起こっています。
本当に日本の旭日旗は「ナチス党旗」のような旗なのでしょうか?
そもそも旭日旗とはどのようなものですか?
日の丸 |
旭日旗 |
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旭日旗は日の丸が土台になったデザインで、「日の丸」そのものは平安時代末期から
使われ、縁起物として江戸時代には普及していました。日章旗の起源は、世界的にも珍しくはない「太陽
信仰」であり、民衆も愛好したデザインでした。人々は要するに「めでたい」とか「縁起がいい」と感じたので「日の丸」を好んだわけであり、「思想的背景」がとくにあったわけではありません。
また、「日の丸」は1859年、徳川幕府によって日本の国旗として採用され、明治政府も国旗として用いること
にしました。国旗というものはたいていの場合、国としての理念や歴史をデザイン化したもので、革命や
独立など、苦難に満ち、犠牲者の血で彩られた歴史を反映している場合も珍しくありません。
しかし日の丸の場合、素朴な太陽信仰を起源に持ち、多くの日本人が「そのデザインが好きだった」という
ことで、最終的に国旗にもなった…誤解を恐れず言えば、“きわめてのん気”にできあがった国旗であり、
その思想的背景は「争いごと」と無縁だったのです。
ハーケンクロイツについて
一方、ナチスが党旗として採用したハーケンクロイツ、いわゆるカギ十字はどうでしょうか?
発端は、ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンがトロイの遺跡で「カギ十字」のデザインを発見
したことでした。シュリーマンは「ハーケンクロイツ」をインド・ヨーロッパ語族に共通する宗教シンボルと
考えたのです。さらにハーケンクロイツは「インド・ヨーロッパ語族の全民族は、共通の祖先アーリア人から発生した。ドイツが最も純粋にアーリア人の血を受け継ぐ民族」という、「アーリア人=ドイツ民族優越説」のシン
ボルになっていきました。
その後、ヒトラー率いるナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)は、党旗に「赤字の中央部分に白い円が
あり、白い円の中にハーケンクロイツを配す」デザインを採用。ヒトラーは「赤は社会理念」、「白は国家
主義理念」、「ハーケンクロイツは、アーリア人種の勝利のために戦う使命」を表わすと説明したのです。
つまり、ハーケンクロイツ旗はナチス党旗になった当初から「アーリア民族の優位性」、「アーリア人
勝利のために戦う、侵略主義的発想」と結びついていた、ナチスという特定の思想のシンボルでした。
そして、ヒトラーが政権を掌握した後の1935年、ナチス党旗は正式にドイツ国旗になったのです。
つまり、旭日旗はドイツで言えば鉄十字に該当する物であり、決してハーケンクロイツではないと言うことです。
ハーケンクロイツはゲルマン民族第一主義を掲げたナチスを象徴するものですが、鉄十字はドイツ軍を象徴するものです。
証拠にハーケンクロイツは戦後に使用することがタブーになっていますが、鉄十字はドイツ軍で現在でも使用されています。
例、ドイツ軍の勲章 船舶、航空機がドイツ軍所属と示すために機体にペイント
そして、ドイツ軍人は鉄十字に誇りを持っています。
旭日旗は、日本国の自衛隊(軍隊)であることを証明するための物であり、象徴であり、所属する者の誇りです。
決して、日本(大和)民族第一主義の象徴ではないのです。
騒動について
さて、ではなぜ今回この様な騒動が起きているのでしょうか?日本は本当にコリアを侵略したのでしょうか?
日本は侵略したのではなく、正式な手続きのもと、併合したのです。
併合は1910年~1952年でしたが、この旭日旗使用に関する訴えはいつからでしょうか。
旭日旗は日本帝国陸軍旗と海軍軍艦旗として使われていましたが、第二次世界大戦で日本が崩壊し、旭日旗の使用は中断されました。しかし、1952年に海上自衛隊が再び軍旗に制定して使用し、今に至っていますが、
その制定時、コリアからも他の国からもこの旗に対する疑問や懸念は一度として出ませんでした。
この問題が初めて取り沙汰されたのは、2011年1月25日、AFCアジアカップ2011準決勝「日本対韓国戦」においてコリアの選手奇誠庸(キ ソンヨン)がパフォーマンスで「猿」の物真似を行ったことが人種差別行為ととられ、問題になったことが始まりでした。
試合後、奇誠庸は南コリアメディアの取材に対し、試合の前から用意していた猿真似だったと語っていましたが、
その後に自身のTwitterで「観客席の旭日旗を見て涙が出た。私も選手の前に大韓民国国民です…」と発言、旭日旗に腹が立ったことを理由に故意に上記のパフォーマンスを行ったことを主張し、南コリアンの間で「旭日旗に復讐しただけ」という賛成意見が大勢を占めるようになりました。
しかし実際には、観客席のどこにも旭日旗などなかったのです。事実この試合を取材していたカメラマンは「日本側の応援席で旭日旗を見た記憶はない。断言はできないが、少なくとも目につくような大きさの旭日旗は見なかった。」と証言しています。日本サッカー協会(JFA)は、大韓サッカー協会(KFA) に対し、奇誠庸への聞き取り調査を依頼したところ、奇誠庸が「あのパフォーマンスは日本人に対してではない。セルティックでプレーしていて、相手のサポー ターから南コリアンということで猿呼ばわりされている。そういう差別発言をする人たちに向けてやった」と前言の旭日旗に関する発言を翻し謝罪したため、JFAは正式な抗議を行わないことにしましたが、スコットランドやその他海外の国々にも飛び火し、痛烈に批判されると猿真似を正当化する理由がなくなり、「もう死にたい」とまで言いだしたりしました。しかしその後、2012年8月20日に放送された南コリアのテレビ番組で「その時、当時の試合で旭日昇天旗があった。日本は見せてはいけないのにそれがあった。それを見て情けなかったし、思わず(カッとした心で)猿セレモニーが出てきた」と再び発言を翻したのです。
抗議について
特筆すべきは、この問題が起きる以前にはこのような旭日旗に対する抗議は一切なかったことです。
しかし、この問題以降、南コリアンは、スポーツ選手のユニフォーム・商品のロゴやデザイン・CMやPVといった多岐に渡る分野で
旭日旗をみつけると、集団で猛然と抗議するのです。
企業は営業を妨害、個人は脅迫まがいのメールや電話を受けることになります。
南コリアンは旭日旗を「戦犯旗」だと主張します。
ナチスを持ち出し「自分たちはホロコーストの被害者」だと主張します。
しかし、アメリカや欧州の人々で、東の端に位置する一部のアジアでの歴史にどれ程詳しい人がいるでしょうか?
突然の抗議に圧倒される中、誰が自国に関係のない国々の歴史を落ち着いて調べようなどと思うでしょうか?
また、自分の国は強かった・すごかったという主張はしても、まさかされてもいない虐待を受けたなどという恥ずべき主張をするなど
一体誰が想像できるでしょうか?
その結果、多くの場合、真実ではない歴史認識に基づき、謝罪・賠償・撤去・変更という結論を出してしまいます。
それでは、本当に日本はコリアを侵略し、虐殺したのでしょうか? →(侵攻ではなく併合の項目をご覧下さい。)
また、本当に旭日旗が「戦犯旗」であるなら、なぜコリア以外の国が同じ主張をしないのでしょうか?
こんな主張をするのはコリアだけなのです。
あなたは自国の旗をどのように見ておられますか?
もしあなたの国の旗をこのような形で侮辱され、貶められたなら、どう感じますか?