スタンダード&プアーズ(S&P)は2日、イスラエルの長期および短期自国通貨建て格付けを「AA-/A-1+」から、「A+/A-1」に引き下げた。外貨建て格付けは「A+/A-1」に据え置いた。見通しは「安定的」。
S&Pは格下げの理由として最近の財政悪化を挙げた。経済情勢や対外収支、金融政策の柔軟性などの主要指標は相対的に堅調だが、それらと財政収支の溝が目立つと指摘した。S&Pの基準の下では、財政状況が大きな信用力抑制要因となっている場合、自国建てと外貨建ての格付けを差別化しないことになっている。
また、イスラエルの豊かで多様性に富む経済や天然ガス生産が中期的に対外収支に与える影響も、外貨建て格付けの据え置きに反映されたという。「安定的」の見通しは、イスラエルが財政改革におけるリスクや国内成長への脅威に十分に対処できるとS&Pが確信していることを示している。
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