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米ケンタッキー州で4月30日、ライフル銃で遊んでいた5歳の男児が、誤って2歳の妹を撃ち、死なせる事件が起きた。使われたのは「マイ・ファースト・ライフル(私の初めてのライフル)」をキャッチフレーズにして、子ども向けに売られている銃。男児は何と「プレゼント」として贈られていたという。銃社会米国の抱えるひずみが、またも浮き彫りになった。
誤射事件は4月30日午後、同州バークスビルの男児の自宅で起きた。在宅していた母親が、数分間、庭先に出て目を離した隙の出来事。銃は安全な場所に保管してあったはずだが、男児は手にして遊んでおり、誤って妹の胸を撃ってしまった。母親は実弾が込められていたことに気付かなかったという。詳しい死因を調べるための女児の解剖は、現地時間2日にも行われる。
使われた銃は昨年、男児がプレゼントされたもの。しかも、5歳男児がもらったのはモデルガンなどのおもちゃではなかった。現地報道では、キーストーン・スポーティング・アームズ(KSA)社の「クリケット」ブランドの本物の銃だという。
ブランドのキャッチフレーズは、そのものズバリの「マイ・ファースト・ライフル」。サイズを小型化、発射反動を抑えるなど、子ども向けに作られている。22口径(5・56ミリ)と大きくはないが、実弾が当たれば、取り返しのつかない事態になるのは明らか。それが2歳女児となれば…。
クリケットのウェブサイトには、銃を抱えて笑顔を見せる子どもたちの画像が多数使われている。紹介されている銃の中には、ピンク色の女児向けとみられる製品まで。かわいいキャラクターの絵がついたライフルケースなど、関連グッズも、いかにも子ども向けとなっている。
現場一帯では、子どもたちが狩猟目的で銃を与えられることは珍しくなく、銃を与えられた子どもたちは、小動物の狩猟や射撃競技に使用する。男児も日ごろから、銃の使用には慣れていたという。
KSA社は08年実績で年間6万丁を生産し、その多くは子ども向け。事件の担当検視官は、地元紙の取材に「これはクレージーな事故の一つにすぎないんだ」と語った。
昨年12月にコネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件を受け、オバマ大統領は銃規制強化を目指したが、上院が関連法案を否決。だが、州レベルでは規制強化を目指す動きは続いており、今回の事件が議論に影響を与える可能性も指摘されている。
(2013年5月3日06時03分 スポーツ報知)
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