【洲之内智】来日中のミャンマーの最大野党・国民民主連盟(NLD)党首のアウンサンスーチー氏(67)に15日、「第3回自由都市・堺平和貢献賞」(朝日新聞社後援)の大賞の賞状と盾が授与された。昨年10月の授賞式には欠席したが、訪問先の茶道裏千家・今日庵(こんにちあん=京都市上京区)で授賞式が開かれた。
同賞は堺市が2008年に創設。2年に1回、国内外で平和貢献活動などに取り組む個人や団体を顕彰している。スーチー氏が長年の自宅軟禁にも屈せず、昨年4月の国会補欠選挙に当選し、ミャンマーの民主化と発展に貢献したことを評価した。竹山修身(おさみ)・堺市長は「スーチーさんは賞の理念を体現している」とたたえた。
スーチー氏は受賞後、「ビルマ(ミャンマー)の人々が平和を求めて闘っていることへの支援だ。ビルマだけではなく、世界中の人々の幸せにつながる」と喜んだ。
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朝日新聞国際報道部