京都府立医大の松原弘明・元教授(2月末に退職)が高血圧治療薬の効果を調べた論文3本が国内外の学会誌から撤回された問題で、松原元教授が海外の学会誌に投稿していた別の論文4本のうち3本も撤回されていたことが、同大学への取材でわかった。
同大学によると、元教授らが発表し、問題になっている論文は高血圧治療薬バルサルタン(商品名・ディオバン)の臨床試験に関するもので、計7本あった。
新たに撤回されたことが明らかになったのは、海外の学会誌2誌に2012年に公表された3本。いずれも血管の保護作用について調べる内容だった。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部