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加熱したが…大阪南港で取ったムール貝で食中毒

読売新聞 5月2日(木)8時58分配信

 大阪市は1日、同市住之江区南港南の防波堤で採ったムラサキイガイ(ムール貝)などを食べた夫婦が食中毒を発症したと発表した。

 症状は軽く、すでに回復しているという。市が食べ残しを調べたところ、国の規制値の33〜66倍にあたる貝毒が検出された。

 市によると、大阪府内に住む30歳代の夫と40歳代の妻。4月28日、防波堤に付着していたムラサキイガイなどを採り、いためたり、ゆでたりして、夕食時に1人30〜40個ずつ食べたという。29日未明にしびれやふらつきなどを訴え、救急搬送されたが、30日に退院した。

 ムラサキイガイなどの貝毒は加熱しても毒性は消えないという。大阪湾の二枚貝には貝毒が広がっており、市や府は注意を呼びかけている。

最終更新:5月2日(木)8時58分

読売新聞

 

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