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国際
論文不合格の中国人留学生、教授の机に現金積み上げ「合格点をくれたら…」
当然、作戦は失敗し、指導教授から出ていくようにと言われると、彼のポケットから6発の弾丸が入ったエアガンが「床に滑り落ちた」という。
結局、裁判所は彼に贈賄で禁錮1年、エアガンの不法所持で禁錮6カ月の実刑判決を言い渡した。ちなみに、彼の親は「政府の官僚であり、同時に裕福なビジネスマン」とも伝えられ、公判も傍聴していたという。
以前、英国の同僚から「変わった留学生が増えてきた」と悩みを聞かされたことがあったが、中国社会が内包するひずみが生む諸問題に絡め、中国側の報道は事件の本質、そして中国社会が抱える矛盾を突き上げようとしている。
「中国社会に蔓延する腐敗が教育現場にも広がり、今回のような事件は国内でも多発しており、状況は深刻だ」。こんな指摘がある中、人民網に掲載された「留学生が賄賂で有罪判決、われわれは何を反省すべきか」という記事は、その典型的な反応といえそうだ。(甲南大学教授・杉田俊明)
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