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2013年5月1日(水) 東奥日報 ニュース



■ むつ・恐山 半年ぶり山開き

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雨の中、半年ぶりに山開きした霊場恐山
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 むつ市の霊場、恐山が1日、冬季の休山を経て半年ぶりに山開きした。比叡山、高野山とともに日本三大霊場に数えられる恐山は、同寺務所によると、10月末までの開山期間に例年17万〜18万人が訪れる。開山初日はあいにくの雨模様となったものの、早朝6時の開門から県内外の参拝者が訪れ、下北半島に春の観光シーズン到来を告げた。

 雨に煙り、日中でも気温3度と冷え込んだ境内。硫黄のにおい立ちこめる岩場や宇曽利山湖近くの「極楽浜」、周辺を取り囲む山々が霧に包まれる中、参拝者は寒さに肩をすくめながら参道を進んだ。

 東日本大震災の犠牲者追悼のため、昨年、極楽浜に建立された地蔵菩薩(ぼさつ)尊像では、深々と頭を下げ、じっと祈る人々の姿も。像の手前では「鎮魂の鐘」と「希望の鐘」を順に打ち鳴らし、追悼の音色を高く浜に響かせた。

 岡山県から初めて観光で訪れたという60代の夫婦は「寒くてこたえましたが、震災の追悼碑に手を合わせることができて良かった。霧の中、まるで異次元の世界ですね」と感嘆した様子だった。

 恐山は10月末まで開山し、7月20〜24日には夏の恐山大祭が行われる。

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