トップページ社会ニュース一覧福島第一原発 地下水でトリチウム検出
ニュース詳細

福島第一原発 地下水でトリチウム検出
5月2日 21時36分

福島第一原発 地下水でトリチウム検出
K10043428211_1305030008_1305030014.mp4

地下の貯水槽から相次いで汚染水が漏れ出した東京電力福島第一原子力発電所で海側に新たに掘った監視用の穴の地下水から放射性物質のトリチウムが検出されました。東京電力は、ほかの放射性物質が検出されていないなどとして、今回の漏えいとは関係ないとみていますが、今後も継続して調査するとしています。

福島第一原発では、汚染水を保管する地下の貯水槽から相次いで水漏れが見つかったことから、貯水槽の水を地上のタンクに移すとともに、周辺で地下水をくみ上げて放射性物質の濃度を監視しています。
このうち海側に新たに掘った監視用の8か所の穴のうち2か所の地下水から、放射性物質のトリチウムが検出されました。
検出されたトリチウムの濃度は、1cc当たり最大3.8ベクレルで、国が定める放出基準の20分の1程度だということです。
東京電力は、この2か所の地下水については、含まれる塩素の濃度が低く、ほかの放射性物質も検出されていないなどとして、去年3月と4月に近くで起きた汚染水の漏えいなどによるもので、今回の貯水槽からの水漏れとは関係ないとみていますが、監視用の穴を増やすなどして今後も継続して調査するとしています。

[関連ニュース]
k10014342821000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ