さすがに切れた。
今日栃木県南ドッグセンターに雑種の子の引き出しに行くと見慣れない綺麗な犬が3頭入っている。アフガンと後の犬種は分からないが綺麗な純血種だ。とても人懐こい。
職員に
「どうしたの?この子達?」
と聞くと
「あ、巴さんところには連絡入れてないんですが、今日持ち込まれた子でもう他の団体さんが出すことになってます。」
「はぁ?」
その時点で私はぷつんと切れた。
「俺んとこは汚い犬とか病気の犬ばっか押し付けて他の団体には綺麗な純血種を連絡するんかい?」
「いや私にはわかりません。佐藤が担当しているもんで」
「じゃあ、佐藤に電話するわ?」
電話で同じようなことを言った。
盛んに巴さんは今日行くので連絡しないでも見れると思いまして。とか弁明している。
「じゃあ、うちで引き出してもいいんだな。」
「はいじゃあそうしてください}
私は言った。
「一部の団体だけに純血種の綺麗な犬だけ引き出させて、私らはお荷物になるような犬ばかり連絡してよこすのなら、もう栃木のセンターからは撤退するわ。登録取り消せ。純血しかそれも綺麗な犬しか引き出さないような団体なんか要らないわ。」
「それは巴さんのお考えなので。」
「あ、そうか。じゃあ2度と俺のところに依頼するなよ。」
強く言うと
「はいわかりました。」
と答えた。
現場に来ていた課長にも栃木からはもう一切引き出さないから。
と言い残して
今日は引き出す予定だった子だけ載せて帰った。
それから1時間後、謝罪の電話が入った。
謝りの電話の際に黒い雑種の子はどうしますかと聞かれたので少し保留させてくれと答えて電話を切った。
ところがさっき別の団体さんから入った情報によると、アフガンたちは既に他の団体さんに譲渡されているというではないか。
私の所で引き出しても構わないと言い、じゃ、うちで引き出すわとまで電話で約束したはず。
課長にも言ったが、うちはこの子達がどうしても欲しいわけではない。
だが一方の団体にだけ連絡して、そのことで散々もめさせといて不意打ちのように他の団体に既に譲渡しているとはどういうことだ。
既に私の所でも明日以降に引き出すつもりでいて、里親さんになりたいという人に連絡もしている。
こんないい加減なやり方をしている栃木県動物愛護指導センターに強く抗議をする。
栃木動物緊急避難所 代表 巴 諭