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宮城県 来年3月までにがれき処理終了へ
4月27日 8時7分

東日本大震災で宮城県で出たがれきのうち、処理のめどが立っていなかった不燃物のがれきについて、山形県と茨城県の業者に処理を委託することが決まり、宮城県内のがれきは当初の計画通りに来年3月までに処理がすべて終わる見通しになりました。

宮城県の推計によりますと、東日本大震災で出た県内のがれきの推計量は津波堆積物を含めて1795万トンに上り、県とがれきが出た市町村で分担して処理を進めています。
このうち県が受け持つ859万トンについて、可燃物のがれきは処理のめどが立ったものの、不燃物のがれき10.6万トンは、めどが立たないでいました。
こうしたなか、山形県と茨城県の民間業者に処理を委託することが決まり、宮城県は26日、国や市町村の担当者を集めた会議で明らかにしました。
それによりますと、不燃物のがれきをまず、県でリサイクル処理をして2.1万トン減らし、8.5万トンにしたあと、2つの業者に埋め立て処理を委託し、さらに県内の最終処分場も拡大して埋め立てるということです。
市町村が受け持つがれきはめどが立っているため、宮城県内のがれきは当初の計画通りに震災の発生から3年になる来年3月までに処理がすべて終わる見通しになりました。
県環境生活部の本木隆部長は「膨大ながれき量で先が見えない中で始めたが、県内外の自治体の協力がありここまでこれた。最後まで気を引き締めていきたい」と述べていました。

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