原発事故関連死 川俣町が見舞金40万円 認定されなかった遺族対象
川俣町は24日までに、東京電力福島第一原発事故後に死亡し、原発事故による震災関連死認定を受けることができなかった避難者の遺族に見舞金40万円を支給する救済制度を開始した。
対象は避難による移動や避難所生活が原因で死亡し、町の原発事故関連死審査会で関連死と認められなかった人の遺族。計画的避難区域の町内山木屋地区以外でも、自主避難中に死亡していれば申請し、受給できる。
関連死として認定されれば、遺族に最高で500万円の弔慰金が支払われるが、原発事故と死亡の間に因果関係がない場合は認められない。町によると、これまでに審査会に諮られた関連死のケースはないという。
(カテゴリー:原発事故関連死)