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5つ星のうち 5.0
本質は異なるようだが、日本がスウェーデンから学ぶべき点は多い, 2011/2/24
著者は現職のスウェーデン公使で、2年間の在住経験をもとに「スウェーデン的生き方」とその元となる「スウェーデンの本質」について考察している。スウェーデンの本質は「自立した強い個人」「規則に基づく組織力」「透明性」「連帯」であり、この本質に基づき「男女平等社会」「手厚い社会保障」「独特の競争力強化のメカニズム」「自立意識の強い外交」などのスウェーデン的生き方が可能になるのだと言う。 市場機能重視のアメリカ型「小さな政府」の対極にあるスウェーデン型「大きな政府」の中身について説明し、小泉政権が押し進めたアメリカ型「小さな政府」に行き詰まりが生じている今の日本が、今後どうすべきかについての問いを投げかけている。 本書を読んで強く感じたのは、表面的には日本人とスウェーデン人は似ているが、本質的なところではかなりの違いがあるということだ。スウェーデン人の国民性は、真面目で勤勉、能率的で決まりをよく守り内気だという。一見日本人とよく似ているようだが、「自立した強い個人」という本質は大きく異なっている。スウェーデンの高齢者の子供との同居率4%、専業主婦率2%に対して、日本では高齢者の子供との同居率44%、専業主婦率28%である。この数値の違いがよくこれを表している。 「規則に基づく」という点も異なるところだろう。日本には本音と建て前があり、規則というよりは多数の意見やその場の雰囲気に従ってしまうところがあるが、スウェーデンでは律儀に法律・規則・ルールは守るという。著者はその顕著な例として、道路清掃のため夜間一時的に路上駐車が禁止となることがあり、深夜と早朝に車を移動させなければならないが、そのルールがきちんと守られていることを挙げている。労動組合の組織率の高さ、同一労働同一賃金が実現されていることは「組織力」がきちんとしている証拠だ。「透明性」に関しては、公平性を保つ仕組みが確立されており、さらにやる気を出すためのインセンティブを供与する仕組みと一体になって社会システムが成り立っている。また、「連帯」という概念は現在の日本には見られないものではないだろうか。農耕民族として他人との調和を尊ぶ日本人と狩猟民族として個人一人一人が強い自立心を持って責任を果たすことが求められるスウェーデンの民族の本質の違いを感じた。 また、個人個人もブレないが、国としても2世紀に亘って戦争をしていない、中立政策を取っているなど筋が一本通っているところも素晴らしい。 タイトルにもなっている「日本はスウェーデンになるべきか」だが、本質が異なるので全く同じ形、仕組みにはならないかも知れないが、日本がスウェーデンから学ぶべき点は非常に多いと感じた。
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5つ星のうち 5.0
抜群の装着感の良さだが、フルタイプの方がもっと良いかも, 2011/2/16
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2年ほど前から、足底腱膜炎で足の裏が痛くなり、いろいろなインソールを使ってみたが、その中では抜群の装着感の良さである。数日使用しての感想だが、土踏まず付近のカーブ形状が絶妙で気持ちが良い。足裏をきちんとサポートしてくれるため、痛みをほとんど感じない。もちろん人それぞれ足裏の形状や状態が異なると思われるため、すべての人にとってベストなインソールかどうかは断言できない。 今回のインソールはハーフタイプで、足裏の踵側後ろ半分に敷いて使用するため、履くときにずれやすいという問題はあるが、慣れればうまく履けるようになるようだ。全面に敷くフルタイプもあるようなので購入して使ってみようと考えている。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
今後の電子書籍の発展に注目したい, 2011/2/11
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まず、電子書籍を扱う書籍としてpdfが無料でダウンロードできるようになっていることを評価したい。 内容に関しては、電子書籍市場の現状、ビジネスモデル、将来などについて書かれている。今後どのように発展していくのかは分からないが、一ユーザーとして動向に注目していきたい。
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5つ星のうち 5.0
無香料、ノンアルコールでベタベタせず非常に良い, 2011/1/17
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なんと言っても無香料でノンアルコールタイプが非常に良い。ひげそり後でもヒリヒリせず、香りを気にすることもなく使うことができる。塗った後もベタベタせずしっとりする感じで風呂上がりなどの乾燥を防ぐにも良いようだ。
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5つ星のうち 4.0
栄養ドリンク特有の苦みがなく飲みやすい, 2011/1/2
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フレッシュチャージというネーミングとゆずレモン味にひかれて試飲してみたのだが、確かに栄養ドリンク特有の苦みがなく飲みやすいと思った。
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5つ星のうち 4.0
ツインパックが魅力だと思う, 2010/12/18
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機能的に定評のあるセキュリティソフトだが、本製品の良さは「1年1台ツインパック」だと思う。2台のPCを持っていればそれぞれ1台ずつ1年間使用できるし、1台のPCであれば2年間使用が可能だ。
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5つ星のうち 4.0
なかなか良さそうだ、続けてみようかな, 2010/12/5
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アサヒのビール酵母といえば「エビオス錠」が有名だが、説明書通り飲むとすれば朝昼夕各10錠、合計30錠で多量に飲まなくてはならず、かなり大きな錠剤のため飲み続けることができなかった記憶がある。 その点この商品は、同じアサヒのビール酵母だが、1日9錠で錠剤も小粒で飲みやすい。2週間ほど飲んでいるがおなかの調子も良いようだ。また、ビタミン、ミネラルなども多量に含まれているので、他のサプリメントを止めてこれに一本化してみようと思っている。
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5つ星のうち 5.0
ブレない政治家小沢一郎に大いに期待する, 2010/12/4
小沢一郎ほど一般の人に嫌われる政治家も珍しいと思っていた。正直なところ、私も昔は小沢一郎が好きではなかった。それは、テレビや新聞で誰も彼もが悪い奴だと言っていたのを真に受けていたということだけであって、具体的にどこがどう嫌いだと言えるわけではなかった。 昨年「国民の生活が一番」というキャッチフレーズで民主党への政権交代を実現したにもかかわらず、検察やマスゴミから執拗にバッシングされ、ついに強制起訴議決を受けてしまった。しかし一方では、熱烈な小沢支持者がいるという事実があり、やはりきちんと小沢一郎について知っておく必要があると思ったことが、この本を読んだ理由だ。本書は筆者世川行介氏が、自身のブログ「世川行介放浪日記」を元にまとめたものだ。 本書の中で盟友「ぼく」として「かれ」について独白しているのは羽田孜氏である。ともに69年初当選で羽田孜氏は7歳年上であるが、「つとむちゃん」「いっちゃん」と呼び合う仲で、いつも一緒に行動し周りからは双子のようだと言われたそうだ。 田中角栄にかわいがられ(このときいわゆるどぶ板選挙の指南を受けた)、経世会に所属、自民党幹事長にも就任した。経世会の田中角栄はロッキード事件、竹下登はリクルート事件、金丸信は東京佐川急便事件で失脚した。これが後々も「政治とカネ」でバッシングされる一因となっている。 しかし、当時から日本に「真の民主主義を定着させる」という政策を掲げて現在まで一貫して活動をしている。自らの政治理念に一途ゆえに、新生党代表幹事、新進党幹事長、自由党党首、民主党副代表・代表・代表代行・幹事長などを経て、剛腕、壊し屋とか権力に執着しているなどと言われながらも現在も変わらぬ活動を続けている。「打たれて地べたに叩きつけられても、無言で起き上がって衣服の泥を払っては歩き出す」という人物なのだと「ぼく」は言う。 印象に残ったのは、当初は活動を共にしながら途中で袂を分かち離反していった政治家たちが、人一倍小沢批判をするようになるということだ。それは政治理念などの問題ではなく、小沢氏に対する妬みや僻みなどの低レベルの問題のようである。この顕著な例は渡部恒三の言動を見れば明らかである。 一方では、羽田孜さん、二見伸明さん、平野貞夫さんなど、心から小沢氏を支えて応援する人達もいる。最近では検察・マスゴミ等の小沢バッシングに疑問を感じる人達が増えており、市民団体などによるデモも行われるようになっている。これらの動きがさらに盛り上がり小沢首相誕生が実現することを期待する。
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5つ星のうち 5.0
国民は「ゆでがえる」状態になってはいけない, 2010/11/27
前作「ルポ 貧困大国アメリカ」以降に、オバマ大統領が就任したが、アメリカの状況が好転したということはなさそうだ。 本書では、学資ローン、年金、医療、刑務所ビジネスについて取り上げている。共通するのは、弱者を徹底的に借金まみれにしていく「なにものか」の存在だ。あとがきに医療破産した女性の「一番怖いものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にかいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいたときには声すら自由に出せない社会が作られていくこと」という発言があるが、国民が「ゆでがえる」状態にされてしまうことが一番恐ろしいと感じた。戦争の継続を望む軍産複合体、学資ローンビジネス、医産複合体、刑産複合体など政府と手を結ぶことで利権を拡大させる利益団体が「なにものか」の正体だろう。 世界を飲み込もうとしているのは「キャピタリズム(資本主義)」よりむしろ「コーポラティズム(政府と企業の癒着主義)」の方だろう。それを後押しするメディアに対して我々は何ができるのか。その答えは「オバマを動かせ(Move Obama)」のスローガンに表される「リーダーを動かすために自分たちも変わろう」という国民の意思と行動である。おかしいことにはおかしいと声をあげるという当たり前のことを草の根から始めて続けていこうということだ。
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5つ星のうち 5.0
市場原理主義や民営化至上主義はとんでもない話だ, 2010/11/27
本書の発行は2008/1なので、レポートされている内容はそれ以前の取材によるものである。その後、2008/9のリーマンショック、オバマ大統領就任などがあったが、続編を読む限りアメリカの状況が好転したということはなさそうだ。 本書は、市場原理主義に基づく民営化が先行して導入されたアメリカの悲惨な状況をレポートするものだ。肥満児童、ハリケーン・カトリーナ、医療難民、サブプライムローン問題、経済徴兵制、民営化された戦争など、医療・教育・安全保障といった分野が民営化された結果、いわゆる中流といわれる層以下の人々が貧困層に転落していく現実を伝えている。日本で小泉政権が押し進めた民営化政策・規制緩和政策は、これに倣って追従するものだったが、やっと「何でも民営化すればいいというわけではない」ことが認知されるようになってきた。政権交代と国民新党の働きにより郵政民営化による国民の資産流出は阻止されたが、格差問題が顕在化しているのも事実だ。 それにしても、ここに書かれた事実と今の日本を比較してみたとき改めて思うのは「今何が起きているのかを正確に伝えることを放棄したメディア」と「垂れ流される情報を事実として信じ込む国民」の存在だ。また、ワンフレーズコピーによる洗脳と、緩やかな支配と搾取が着実に進行しているのも同じだ。 昔は経済発展や生活文化の向上に関して「今のアメリカは10年後の日本の姿だ、早くアメリカのような自由な快適な生活をしたい」などと考えたこともあったのだが、市場原理主義や民営化至上主義はとんでもない話である。
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