猪瀬知事発言 IOC「処分せず」5月1日 20時42分
2020年夏のオリンピック招致を巡り、東京都の猪瀬知事がライバル都市のトルコのイスタンブールを批判する発言をしたことについて、IOC=国際オリンピック委員会は1日、東京に対して招致活動に伴う行動規範を順守するよう改めて求めたうえで、処分などは行わないことを発表しました。
この問題は、2020年夏のオリンピック招致を巡り、東京都の猪瀬知事が、アメリカの新聞、ニューヨーク・タイムズのインタビュー記事の中で「イスラム諸国はけんかばかりしている」などとライバル都市のトルコのイスタンブールを批判する発言をし、その後、猪瀬知事が発言を認めたうえで発言内容を訂正して謝罪したものです。
これについてIOCは1日に声明を発表し、「東京の招致委員会に対して、招致活動に伴う行動規範を順守するよう改めて求めたうえで、この件は終わりにすることを決めた」として、東京に対する処分はしないことを明らかにしました。
ただ、今回の招致活動では、東京とイスタンブール、それにスペインのマドリードが招致合戦を繰り広げているだけに、ことし9月に予定される開催都市の決定に向けて、猪瀬知事の発言の影響がどこまであるのか注目されます。
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