2013年04月11日
やむぐな12氏のドッター辞退について
こんばんは。
本日は、題名の件についての連絡です。
詳しくは続きを読むからどうぞ。
コメントはまた後日返信します。
(2013/4/13早朝)やむぐな12氏および私の文章それぞれを推敲しています。文章の意味について違いはありませんので、どこを変えたのか等は省略します。
まずは、やむぐな12氏からの文章になります。
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皆さんこんにちは。
ドッターのやむぐな12です。
今日は皆さんに報告することがあります。
非常に残念なことですが、私やむぐな12はその後のFFνのドッターを辞めることになりました。
まず詳細についてお話しする前に、概略を述べさせて頂きます。
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<1.経緯>
<2.今後について>
<3.最後に>
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<1.経緯>
ドッターを辞めることになった経緯についてですが、今後のストーリー展開について、私とMy氏の方針が全く異なっていることが、打ち合わせの中で分かりました。
この違いはあまりにも大きく、妥協案が成立しないほどでした。
仮に、成立するとしても、そのためには途方もない時間と労力が必要で、もし、妥協案を成立させようとすると、素材の完成がいつまで経っても終わらないという状態になってしまいます。
双方の理想とするストーリー展開では、双方が苦しい、というのが、私がドッターを辞めることになった理由です。
視聴者の皆様、どうかご理解頂きます様お願致します。
<2.今後について>
今後についてですが、ドッターは辞めることになりますが、FFシリーズ・FFν・その後のFFνをベースとした、4次創作の作品を、マンガのような形式でpixivに投稿できないかと考えています。
幸いにも、My氏からは、「その後のFFνをベースにマンガを描いて良い」との許可を頂くことができましたので、このことに関しては、My氏に大変感謝しています。
どのような形式になるのかは未定ですが、仮に一般的な意味での「マンガ」のような形式にすると、莫大な量の絵を描くことが必要になるので、そのあたりは工夫が必要だと思っています。
いつ始めるのかについてですが、現時点では、早くて3年、遅くて6年以上の準備期間が必要ではないかと考えています。 なので、「今すぐ」作品を描き始めるということはありません。 その間については、その後のFFν、及び、その他の素晴らしいニコニコ動画上の作品をお楽しみ頂ければと思います。 制作の報告はブログを開設しましたので、そちらの方をご参照頂ければと思います。 尚、その後のFFν内に出てきた、これまで私が作った素材の使用権はMy氏にお渡してありますので、その点は明らかにしておきたいと思います。 また、私がドッターを辞めることになりましたので、新たなドッターを、私の方からも改めて募集します。 簡単ではありますが、私なりのドットの打ち方をまとめたファイルはMy氏にお渡してありますので、ドッターを引き継いで頂ける方がおりましたら、統一感を出すという面においても、是非そちらの方を参照頂ければと思います。 <3.最後に> 私は主にドッターとして、約3年と11カ月、その後のFFνに対して素材を提供してきました。 そして、その素材作りを通して、何度も限界を超えるという経験を積み、結果として、人として大きく成長することができました。 改めて、その後のFFνのアップロード主であるMy氏、その他の素材提供者の方々、そして、視聴者の皆様に心からお礼を申し上げます。 以上 やむぐな12 氏からの文章は以上の通りになります。 私からも文章でこの件について述べさせてもらいます。 先に書いておきますが、やむぐな12氏の創る漫画はきっと素晴らしいものになると思っています。 (a)やむぐな12氏とのやり取りにおける前触れ やむぐな12氏の言う方向性の違いが(3)にあたる部分です。 変で抽象的な話になってしまいましたが、未だ確信めいた言葉になってはいなくとも、そう思えるのです。 (b)私がこの動画でやりたい事 (1)未完結に終わったものの、終わりの形を用意する事 これまでのやむぐな12氏のやり取りの中で、氏の意見を取り入れると、この(b)で挙げた全てが果たせなくなるとも私は考えました。 これは私の勝手な考えですが、工夫がないままの作品は単に説教臭いものになると思っています。 また、我々にしかできない事だと思えなかった事は、氏との取り決めの中で、私が未だに納得できない事がある事が一つ理由にもなります。 (e)まとめ ただストーリーについては、私のやりたい事ができないのならば、我々にしかできない事をやらないのならば、私が動画を更新する意味を見出せませんでした。 例えば、氏の意見を取り入れるのならば、今ある設定は全部破棄してもう一度第110話からつくり続けるべきだと思います。 誰かに支配されたような形で続けてもきっと、FFνの二の舞になると思うのです。 (f)今後について 残念ながら、氏を説得する事はできませんでした。そもそも、私のやり方に無理があったのかもしれません。 私自身、十数年も完結を待ち望んでいるわけですしね。 一度ゼロから始めたつもりでいる私は、良くも悪くも私は自分ができる方法で自分が望む完成形を見たいから続けているのだとあらためて思います。そういうものを、どう多くの人に楽しんでもらうのか。ここを考える事も楽しいですし、最初に掲げたものは変えないままで、私はそのままでいたいと思っています。 長く、伝わりにくいまとまりのない文章になってしまいました。ただ、全てのいきさつを書くと、ここ半年ほどの事をすべて書かなくてはならないのであまりにも長くなりすぎるのです。 第330話についてですが、もしかしたらGW中に更新できるかもしれません。この点についてはまた後日報告します。
ありがとうごさいました。
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できるだけ、簡潔にまとめるようにしましたが、長くなります。それでいて、私の考えを中心に述べていますから、氏の文章と見比べてどう判断するかは、視聴者の皆様に委ねます。
ただ、私はそこで描くもの、特に描き方については協力することはできないとう結論をくだしました。
<今回の件について>
いくつかこうなる予感が私には実はありました。
(1)この数か月、何度か氏とメールで長文で意見を交換する機会が何度もあった(毎月解決まで一週間程度かかる程)
(2)やむぐな12氏からの意見について議論を交わしていったが、私は氏の素材作成の腕を信じ、氏がその環境ならば全力を尽くせるという言葉を信じ、最終的には氏の意見を取り入れてきた(場合によっては私は妥協、待つ選択をした)
(3)その中で、氏の考えと明らかに私の意見が合わない部分があり、私としてはその合わない部分が、ストーリーに私が期待していない影響を与える可能性を少し危惧していた
(2)については、私がはっきりと言葉を述べなかったために議論を無駄に長引かせたことが何度もあります。ただ、素材作成の範囲については、最終的に氏の意見を取り入れてきました。
私は正直、やむぐな12氏の物事への考え方が、確かに間違いなく、まったくもって正しいのはわかるのです。
が、今の時代と先の時代、我々がどうしようともなくとも、確かにより世の中が複雑になっていく事実がある事に対して何か妥協や諦めを感じてしまって、物足りなさを感じているのです。
本当に正しいことを言っていても、それを今のこの激動の時代に世界の中心までもっていくような形が無いというような、そんなふうに思えるのです。
そういう漠然とした気持ちをこの数か月抱いてきました。
本来はすべて終わった後にあらためてこういう事を書きたかったのですが、事態が事態ですのでここで述べます。
(2)私にしかできないものにすること
(3)エンターテイメントであったFFνを大事にすること
(4)伝えたいことがあっても、それはあくまでストーリーの中のエッセンスであり、伝えることを全面的に出さない事
(5)やむを得ず伝えたいことを組み入れる場合は、FFの設定を駆使するような、最大限の工夫を施すこと
(6)近道をする事を常に考える事。それが形作るうえで工夫になるという考えの元、作品をつくる事
一番重要なのは、(1)です。
近道と書くと悪いように思えますが、悪意を感じる言葉でもありますが、そこに確かな工夫があるのならば私はそれは良いことだと考えています。
工夫が感じられるものに、私は強く魅力を強く感じますし、確かな個性も感じます。
最近話を膨らませる事をやむぐな12氏から提案されたのですが、それ自体には同意はしました。しかし、むやみに膨らませるだけでなく、近道をする事も同時に忘れないようにと考えていました。膨らませるだけではいけない。この点についても私とやむぐな12氏の考えは合わないままでした。
そういう説教臭いものの役割は教典などが担うべきで、その後のFFνはあくまでFFνと同じくエンターテイメントであるべきだと私は思っています。
(c)私が意見を取り入れる場合について
(1)自分の想像を超えたものであった場合、私はストーリーの改変を検討する
(2)(b)の条件を満たすような工夫があると想像を超えたものになる
私が目新しいと感じない、描いていて面白いと思わないものに合わせるとモチベーションの維持が難しい、というのが私の正直な気持ちです。
折り合いをつければよいだろう、という指摘もわかりますが、やはり私の想像を超えたものでないと、私がやりたいと思える事ではないのです。ストーリーに関して私はこれ以上の譲歩はできません。
(d)氏の意見を取り入れなかった理由
(1)誰かの意見に無理に落とし込まれる形でストーリーを構築したくなかった事
(2)そのストーリーが我々にしかできない事ではないと思ったこと
(3)今までのストーリーの流れを壊してでも、氏が描きたい描写を重視していたものがあった事
素材作成については氏の意見を最大限尊重してきました。
しかし、ストーリーに関しては、最初に自分で掲げたものがあります。自分がこれならできると考えた方針があります。
FFνの二の舞とならぬよう、万全を期してきました。
正直な気持ちとして、氏のアイデアをそのまま使うだけでは、氏の考えをそのまま作品に反映させてしまっているだけで、そこに私はいないように思えてきました。
それぞれのアイデアは確かに素晴らしいとは思いました。
でも、私の想像を超えるものはなかったですし、私の中の漠然としたものを打ち消すような想像を超えたものではありませんでした。
(3)については、私も何も考えないでストーリーを構築してきたわけではありませんから、譲れない点がありました。
その後のFFνをはじめた当初、私は全て何もないゼロから物事をはじめられる状態でした。
動画作製をするにあたって、FFに対するアンテナを強く張り、世の中に様々にある考えについては、全てが全て交わりはしないものと考え、その中から自分で考えて選ぶという道を取ってきました。
そういう中で、漠然としたものを解消できないまま、選びもできず考えを強制されることは、私自身のためにもならないし、私のやりたい事でもない、というのが結論です。
素材作成はお願いしている立場である以上、本来は私から氏に何かを強制する事はできません。
特に、素材作成の環境についてはそうするべきでしょう。
ただ、それをすると1話から作り直し始めたニューさんのFFνの繰り返しになります。
私はそうならないように考えてつくってきましたし、壊す必要性を見つけらるまでには至りませんでした。
一方で、私自身も勝手に動画作製をはじめたので、私が氏の行動を制限することはありません。
氏の作品については、私から何か関与をする事もありませんし、してよいはずがありません。ただ、リンクを貼る事を拒否する必要性もないと思っています。
動画についてですが、自分で言うのもなんですが、私ほどこの世の中にFFνの完成形を見たがっていた人間はいなかったと思っています。
その気持ちは変わらないままですので、動画の形で続けていきたいと思います。
こうなってしまっては恰好がつきませんが、自分自身FFν自体本当にゼロに近い状態から、ここまでよく切り開いてこられたと思っています。やっとゴールも見えてきましたし。
もし質問等あればブログのコメント、メール等でお願いします。問題が問題ですので、答えられる限りお答えいたします。
以上です。
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コメント一覧
モノを共同で作り上げることの難しさを改めて思いました。ストーリーも、ドットも両方気に入っていたのに・・・・・
今回の日記を読んで、Myさんはやはりストーリー作りに相当エネルギーを注いでいたのだなと思いました。
以前のコメントにも書きましたが、キャラクターのセリフ一つ一つにすごく心を動かされることが何度もありましたから。
それでいて、説教くさくない、世界観をだすのはさすがです。実を言うと、僕はカトリックで聖書を全部読んでいるのですが、おそらく他の宗教でもそうだと思いますが、経典って意外と説教臭くないんですよ。物語ですから、エンターテインメントの要素もそれなりに持ち合わせています。「読み継がれるもの」というのはえてしてそういうものだと思います。
Myさんは本当によくやってきたと思います。FF本来の言葉にできない魅力を理解し、クロスオーバーでこれほどのものを作れたのはMyさんだけだと思います。
そして、「人をどこかへ連れて行く」これこそがファンタジーの醍醐味の一つだと思っています。
僕自身も、かなり寂しい思いですが、それでも、これからの作品に期待しています。僕もまとまりのないものになってしまいました。
今回このようなことになったことを知りとても驚きました。ドット絵や演出などどれも魅力的だったので残念でしたが記事を読んでお二人ともその後のFFνに強い思い入れがあるのが伝わってきました。制作のお手伝いはできませんが完結を作る視聴者の一人としていつまでも応援するつもりです!
たいした文章も書けずすいません。
駄文失礼しました
他の視聴者の方々同様、突然の報告に驚きましたが、その後のFFνの『作者』であるMyさんが必要とご判断された事なら、それはやはり必要で、正解だったのだろうと思います。
その後のνはとても楽しい作品ですが、それはきっとMyさんが高いモチベーションを持ち、ご自身が製作を楽しまれているからだと思います。原作を生かしつつメッセージ性を有した台詞とストーリー、各キャラのイメージと特徴を上手く前中後衛へ割り振った戦闘描写。。。どの部分を取っても素晴らしく、個人の創作の域をすでに超えていると感じています。これほどの物を造り上げる原動力となったのも、完結に向けて進むためのエネルギーとしても、Myさんのモチベーションが最も重要なもので、今回のご決断もきっと正しいものだったと思います。
きっとMyさんにとっても苦渋の決断であり、就職で環境が変わった事とあわせ、心労の大きい出来事だったとお察ししますが、今後とも頑張ってください。
ファンとしてGW中の更新を楽しみにさせていただきます(無理を押し付けるような意味合いではなく)。
4年近くもの長い間のドット作成、お疲れ様でした。回を重ねるごとに華麗になる演出の数々、いつも感動していました。特にバッツ二刀流切り抜けや爆裂拳のアニメーションは驚嘆のひと言でした。
その後のFFνドッターとしてはご辞退されるとの事ですが、また違う機会に素晴らしい作品にお目にかかれる日を楽しみにしております。