【竹野内崇宏】神奈川県小田原市の市立酒匂(さかわ)中学校を荒らしたとして、市内の中学2年の女子生徒2人が児童相談所に書類送致された。これを受けて市教育委員会は1日、被害が約67万円にのぼったと発表。生徒に弁償を求める方針を明らかにした。
事件は2月4日夜に起きた。市教委によると、4階の蛇口を開放させたことによる水浸しで、抜け落ちた天井板や床板の修繕費約29万円▽びしょぬれになった教科書244冊の買い替え15万円▽水没したキーボードなどパソコン周辺機器9万円――などの被害が出た。
学校は被害が発覚した5日を臨時休校とし、清掃などに追われた。市教委は、家裁の審判などを経て非行内容がはっきりした段階で損害賠償を求めるという。
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朝日新聞社会部