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桜宮高校体罰“生徒や保護者、異を唱えず”
大阪市立桜宮高校の体罰問題で弁護士らが最終報告書をまとめ、体罰が続いてきた要因の一つとして、生徒や保護者が異を唱えない状況があったためだと結論づけた。
桜宮高校では去年12月、バスケットボール部のキャプテンだった男子生徒が体罰を受けた翌日に自殺し、その後、他の運動部でも体罰が常態化していたことがわかった。
弁護士など外部観察チームによる今回の最終報告書では、これまで体罰が明るみに出なかった背景には、生徒や保護者が体罰に異を唱えず、現場の教員が謝罪するだけで済まされてきたためだと総括。学校や教育委員会の組織において責任の所在が曖昧だったと結論づけている。
桜宮高校では、元全日本女子バレー監督の柳本晶一氏を改革担当顧問として迎えるなど、新たな学校づくりを進めている。
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- 最終報告書 元全日本女子バレー監督 大阪市立桜宮高校 教育委員会 外部観察チーム
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