かながわ経済:収蔵可能数45万冊 図書館もオープン−−川崎・武蔵小杉駅直結 /神奈川
毎日新聞 2013年04月04日 地方版
最新の機器を取り入れた川崎市立中原図書館(中原区)が2日、オープンした。
図書館が入るのは、JR・東急武蔵小杉駅に直結した39階建て高層マンションの5、6階と地下1階〜地上4階の一部。市が約45億円かけて取得、整備した。同駅近くにあった旧図書館は築50年が経過したため、昨年末に閉館していた。
南北に長い川崎市の中心部に位置していることから、市は同館を中央図書館と位置づける。延べ床面積は市内最大規模の約4500平方メートルで、収蔵可能数も45万冊(開架部17万冊)となった。現時点で約11万冊分の余裕があり、他館の蔵書なども受け入れる。開館時間も、平日は他館より2時間長い午後9時までとする。
自動貸し出し機や無断持ち出し防止装置など最新鋭の設備を導入した。無線LANやインターネットが使えるパソコンも用意されている。
先月27日に開かれた開館記念式典で、阿部孝夫市長は「市の交通拠点に中央図書館機能を持った最新鋭の図書館が誕生する意義は大きい」と話した。市立図書館は市内在住、在勤通学者が利用できる。【高橋直純】