中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

駒大開幕5連勝 今永粘って3勝目

2013年5月2日 紙面から

今季3勝目を挙げた駒大の2年生エース今永=神宮球場で(小原栄二撮影)

写真

◇東都大学野球 第4週第1日

 2001年秋以来の優勝を目指す駒大が5−4で青学大に競り勝って開幕5連勝を飾った。エースの今永昇太投手(2年・北筑)が打線の援護も受け、8イニングを3失点で今季3勝目を挙げた。4連覇がかかる亜大は5−0で専大に先勝した。リーグ首位打者の長曽我部竜也内野手(3年・新田)が先制打。今季3勝目となった山崎康晃投手(3年・帝京)は、開幕からの連続無失点を3試合22イニングまで伸ばした。

 試合を壊さなかった。3連勝を飾った駒大の今永は、粘り強く投げられたことを満足げに振り返った。「調子がいい時に抑えるのは当たり前。9安打を打たれたけど、3点に抑えたのは評価できると思う」

 今季3カード目。井口(現日本通運)、栗林(現ヤマハ)の先発2本柱が卒業した後を託されている2年生左腕は、青学大に研究されていた。立ち上がりから直球を狙われ、3点をもらった直後の2回に4安打を浴びて2失点。だが、ここで冷静になれた。3回からはスライダー、チェンジアップを増やして目先を変えた。7回に失点したものの、流れは最後まで渡さなかった。

 このオフに北九州市に帰省した時、北筑高時代の恩師、田中修治監督に「今年は自分と片山が軸にならないといけない」と誓った。田中監督は郷里を離れて厳しく鍛えられた今永に、精神的な成長ぶりを感じ取ったという。昨年まで未勝利の左腕が早くも3勝。同じ福岡出身で同級生の片山とともに投手陣を支える今永は「この先も強いチームとの対戦が続くが、3勝できたのは自信になる」と胸を張った。 (小原栄二)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ