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【大相撲】

武蔵川親方のおいら6人パス 新弟子検査

2013年5月2日 紙面から

新弟子検査を受検した荒井(左)、フィアマル=両国国技館で

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 夏場所(12日初日)の新弟子検査が1日、東京・両国国技館であった。元横綱武蔵丸の武蔵川親方が独立して初めて本場所を迎える新生武蔵川部屋から、おいのフィアマル・ペニタニ(18)と荒井竜希(18)が受検。この2人を含めて受けた6人全員が、身長167センチ以上、体重67キロ以上の体格基準をパスした。合格者は内臓検査の結果を待って、初日に発表される。

 荒井は大阪・近畿情報高等専修学校の音楽コース卒。作曲、ボーカルトレーニング、ベースの練習などロック系が専門で、将来は音楽関係の仕事を夢見ていた。だが「周りがすごくて、趣味程度で終わるかも」と考え直し、卒業後は好きだった料理の道に進むことを決意。大阪市内のふぐ料理店でアルバイトしていた。

 そんなとき175センチ、122キロの体格を買われて武蔵川親方の知人に声をかけられた。相撲経験はないが、回り回ってたどりついたこの世界に「不安はあるけど楽しみもある」という。アルバイト先からは餞別(せんべつ)として、刃渡り16・5センチの出刃包丁をもらった。部屋ではすでに料理の腕前を披露しているが「今は相撲を頑張ります」と、新しい夢に突き進んでいる。 (岸本隆)

 

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