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【大リーグ】

黒田は7イニング“ゼロ封”で4勝目 セットに変えて4回以降立ち直る

2013年5月2日 紙面から

◇ヤンキース 7−4 アストロズ

 【ニューヨーク穐村賢】ある意味、持ち味発揮? ヤンキースの黒田博樹投手(38)は30日、地元でのアストロズ戦に先発、7イニングを4安打無失点、今季自己最多の8奪三振に抑え、今季4勝目を挙げた。

 本人が「今年に入って一番最悪の出来」と振り返った通り、立ち上がりから制球に苦しみ、3回までで今季自己ワーストタイの4与四球、67球も費やす苦心の投球だったが、尻上がりに調子を上げ、終わってみればゼロ封で勝利投手という“お約束”の内容だった。

 立ち直るきっかけとなったのが4回のワインドアップからセットポジションへの変更。「今日に限ってはどうしようもなかったので、せざるを得なかった」という苦肉の策だったが、フォームのばらつきが解消され、リリースポイントも一定し始めたことで、以降の快投につながった。

 この回先頭の8番バーンズを3球三振に切って取ると、その後に許した安打は5回のアルテューの中前安打のみ。結果的には堂々の4戦連続クオリティースタート(6イニング以上自責3以下)で、チームの連敗回避に大きく貢献した。

 1〜3回に常に2人以上の走者を背負うなど、苦しみ抜いた末の勝利に、黒田は「また野球を勉強させてもらった」。4月としては自己最多となる4勝目を挙げたが、内容的には課題が多く、出てくる言葉もどこか歯切れが悪かった。

 

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