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【サッカー】

レアル敗退 ドルトムントが決勝へ

2013年5月2日 紙面から

◇欧州CL準決勝 第2戦 レアル・マドリード2−0ドルトムント

 【バルセロナ(スペイン)工藤拓】欧州チャンピオンズリーグは4月30日、準決勝第2戦の1試合を行い、ドルトムント(ドイツ)が決勝(25日)進出を決めた。アウェーのドルトムントは0−2でレアル・マドリード(スペイン)に敗れたが、2戦合計4−3で上回って勝ち上がった。ドルトムントの決勝進出は優勝した1996−97シーズン以来、16季ぶり。レアルはアウェーゴールの関係により、3−0で勝てば決勝に進むことができたが、1点足りなかった。逸機の連続。先制したのが後半38分と遅すぎた。

 レアルにとって今や悲願となっている大会10度目の優勝は、またもお預けとなった。3季連続での準決勝敗退。FWロナルドは「第1戦が鍵だったと思う。4失点(1−4)は大きすぎた」とうなだれた。

 6戦続けて得点を記録してきたエースは、この日はついに不発に終わった。前半9分の決定機では相手GKに右足ボレーを阻まれ、同46分の直接FKはクロスバーのはるか上。運動量が落ちた後半はほとんどチャンスに絡めず、試合終了のホイッスルが鳴るとピッチに倒れこんだ。

 「頭は100%集中していたが、体の状態は100%ではなかった」とロナルド。「チャンスはつくったが、そのチャンスで決めることができなかった」と失望の表情を見せた。

 最低3得点が必要なレアルは立ち上がりから猛攻を仕掛けたが、ロナルドに加え、FWイグアインとMFエジルもチャンスを逃した。後半38分、途中出場のFWベンゼマがようやく先制点。さらに同43分にはDFセルヒオラモスが豪快にゴールネットを揺らしたが、決勝進出に必要な3−0の勝利には届かなかった。

 今季限りでの退団が濃厚とされているモウリーニョ監督は、「レアルは“優勝に近い成績”で満足できるようなクラブではない。私自身の気持ちも当然そうだ」とガックリ。CL優勝請負人としての期待に応えることができず、寂しそうに肩を落とした。

 

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