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経済
【グランフロント開業・トップに聞く(1)】3千人の国際会議場、研究者の交流「巨大な潜在力で関西は国際都市へ」…竹中工務店・竹中統一会長
JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」(大阪市北区)で、複合ビル群「グランフロント大阪」が4月26日、先行開業した。〝大阪最後の一等地〟とも呼ばれるうめきたに、商業施設、オフィス、ホテルなどが入る4棟の超高層ビルが立ち並ぶ。ここは消費だけではなく、企業や大学が研究施設を設け、新たな産業・技術の創造を目指す新たな拠点。関西経済活性化の起爆剤となるかに注目が集まっている。再開発に携わった事業者のトップ6人に、新たな都市の創造に込めた思いを聞いた。
《グランフロント大阪の開発は三菱地所、NTT都市開発など12社がタッグを組んだ超大型事業。施工は竹中工務店が大林組との企業共同体(JV)で担当した》
--グランフロント大阪の開発計画を振り返ると
「平成14年の『大阪駅北地区国際コンセプトコンペ』で佳作入賞したのがスタートだ。緑地面積を多くし、高層ビルを建てるという点は当時の応募作品と共通だ。大阪は東京に比べ、圧倒的に都心の緑地が少ない。提案に近い形で実現できた」
--グランフロント大阪で注目する施設は
「3千人収容のコンベンションホール(国際会議場)は人気を得るだろう。市内の他施設との競合を懸念する声もあるが、都市部に大型施設ができることで、大阪全体の催しが増えるはずだ」
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