|
|
当サイトはどなたでもご自由にリンクしていただいて結構です。よろしければ上のバナーをお使いください。 |
|
|
|
道沿いの巨岩の下に、、、。
2004/03/27
魚飛不動尊とシャクナゲ
(
紀北町(旧紀伊長島町、旧海山町) ) |
|
|
|
景観の素晴らしい魚飛渓谷を眺める場所にある、道沿いの巨岩の下に祠が収められている。 祭られているのは「役行者(えんのぎょうじゃ)」で、毎年4月下旬に魚飛不動尊祭が行われる。その今にも押しつぶれそうな巨岩を支えている様に見える所は、まるで役行者の不思議な力の具現であり、昔の人々の自然信仰と偶像信仰の調和を見るようである。
|
またこの辺りは低地には咲かないとされているシャクナゲの群生地でもある。海抜50メートルほどの所で咲くのは珍しいそうです。夏でも涼しい大台山系の冷気と日光のあまり射さない深い渓谷がシャクナゲに良い環境を作っているのでしょう。シャクナゲは涼しげな切り立った崖などに根付く植物で大きさは2?4mの高さにもなります。この魚飛渓谷付近のシャクナゲは本石楠花(ほんしゃくなげ)で、ピンクか淡い白色の、女性の手のひらほどの花を咲かせます。咲く時期は5月半ばから下旬で期間は短く、ひっそりと渓谷に梅雨の訪れを知らせます。
|
|
ただし、古来より「手の届かぬ高嶺の花」として喩えられるように、人の手と目の届くところにはあまり咲いていません。崖などの危険な所が多く採ろうとして命を落とす方もいるそうです。不動尊の近くでも川の挟んで向いの崖に群生しているのですが30メートルほど離れていて、まるで人を寄せ付けぬ自然の望景を見せている様です。
|
|
場所 |
海山町大字相賀木津奥 |
交通 |
国道42号線道の駅海山下り直ぐの信号右折、橋を渡り左折し約5キロ |
駐車場 |
なし。(ただし近くに路側帯有り) |
|
|