福知山市三段池公園内にある市動物園(二本松俊邦園長)からケヅメリクガメの「亀吉君」(雄・推定20歳)が脱走し、一時行方不明になった。山へ迷い込み、園に戻ろうとしたが倒木に遮られて動けなくなっているところを1日午前10時15分に無事保護された。4月27日に脱走してから4日ぶりに戻り、動物園関係者らは胸をなでおろしている。
亀吉君は02年に個人から寄贈を受けた。現在体長60センチ、体高30センチ、体重30キロある。人に危害を加えないため、日中は園内で放し飼いにしている。夕方になると自分で飼育小屋へ戻っていくことで園の人気者になっていた。
ただ、これまで園から抜け出し、そばの車池周辺の草地にいたことが月に1回程度あったという。
27日午後4時ごろ、高校生が車池周辺で見たのを最後に行方が分からなくなった。職員らが池の水を抜くなどして連日周囲を探す一方、市民に情報提供を呼びかけていた。
17人体制で捜していたところ、1日に動物園から東へ約100メートルの山中にいるのを公園を管理する市都市緑化協会の職員が発見した。けがなどはなかった。
二本松園長は「信じられないぐらい元気。無事に帰ってきてよかった」と喜んでいる。
写真=無事に保護された「亀吉君」(1日午前11時30分ごろ)
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