レイプ犯に死刑適用へ=「魔女狩り」も殺人に―パプア
時事通信 5月2日(木)5時45分配信
【シドニーAFP=時事】パプアニューギニアのオニール首相は、レイプ犯に死刑や終身刑を適用できるよう法改正する方針を表明した。パプアのメディアが1日、伝えた。パプアは、国家反逆罪や海賊、故意の殺人に死刑を適用する法律が残っているが、1954年以来実施されていないため、事実上の死刑廃止国だった。
パプアでは4月、外国人女性が相次ぎ集団レイプされ、国際的に非難を浴びた。首相は「パプア史上例のない重い刑罰を行う。やり過ぎと言う人もいるかもしれないが、これは人類の要求だ」と訴えた。政府には対策を求める100以上の要請が世界中から届いているという。
また「魔術を使った」として女性が焼き殺されたり、首を切断されたりする事件が続いたことを受け「魔女狩り」正当化につながっている「魔術法」を直ちに廃止。リンチを今後は殺人として扱う方針も表明した。
最終更新:5月2日(木)5時48分