北アルプスで負傷事故相次ぐ…都内の会社員2人
読売新聞 4月30日(火)12時42分配信
長野県松本市の北アルプスで29日から30日にかけて、負傷事故や救助要請が相次いだ。
松本署の発表によると、北穂高岳(3106メートル)では29日午後3時10分頃、尾根上にある難所「飛騨泣き」付近の登山道で、東京都新宿区の会社員男性(35)から「足をくじいた」と110番があった。29日は風が強く、30日も雪が降っていたため県警は救助を断念し、1日にヘリコプターで救助する予定。
また、長塀山(2564メートル)では29日午後3時45分頃、登山道から約50メートル下の沢で、同練馬区、会社員男性(58)が救助を求めているのを、近くの山小屋の従業員が発見。男性は滑落して全身打撲とみられ、県警の救助隊員が付き添い、30日昼に下山した。
奥穂高岳(3190メートル)では30日午前7時55分頃、名古屋市の男性ら3人のパーティーが雪で動けなくなり、県警本部に救助を要請した。
最終更新:4月30日(火)20時41分