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事件
「黒子のバスケ」イベント妨害 沈黙破り脅迫再開か 4月、神戸と静岡で中止
人気漫画「黒子のバスケ」の作者への脅迫状が相次いで送られた事件で4月、静岡、神戸、金沢各市のイベント会場などに新たに脅迫状が届いた。昨年12月以降は犯人側の動きがなく、関連イベントの開催を許可する会場も出始めたことから、イベントを中止させるため、沈黙を破り活動を再開させた疑いがある。
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「カバンの中身を確認させていただきます」
4月21日、金沢市内で開かれた漫画の同人誌即売会。会場入り口では、警備員数人がキャラクターのコスプレをして集まったファンらのカバンを一つ一つのぞき込んで不審物の有無を入念に確認するなど、物々しい雰囲気に包まれた。
関係者によると、会場に脅迫状が届いたのは、同9日。封筒の中に「殺す」と書かれた緩衝材に包まれた漫画1冊と、「無関係の人に被害が出る」などと書かれた文書が入っていた。
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送り主は、昭和62年の朝日新聞阪神支局襲撃事件の犯人が名乗った「赤報隊」を連想させる「黒報隊」を名乗り、一連の脅迫事件との関連を示唆していた。
会場側は地元警察に相談して対応を協議し、入場者の手荷物検査を実施した上で、予定通り開催することを決定。結局、何事も起きなかった。
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