近鉄百貨店:「ハルカス」初年度売り上げ目標下方修正
毎日新聞 2013年04月23日 19時13分
近鉄百貨店は23日までに、大阪市阿倍野区に建設中の日本最大の超高層ビル「あべのハルカス」(地下5階〜地上60階)に入居する新店舗「あべのハルカス近鉄本店」の初年度の売り上げ目標を、50億円引き下げる方針を固めた。
昨年11月、百貨店の売上高と入居する専門店からの取扱高を合わせて、来春の全面開業後の初年度の目標売上高を1500億円規模とすると発表した。しかし、具体的に入居するテナントが決まって改めて精査し、消費増税の影響も当初より大きいと見込んだことから、1450億円に修正することになった。
ハルカスの地下2階から地上14階に入居する近鉄本店の「タワー館」は6月に先行オープンする予定。隣接する阿倍野店を改装して「ウイングス館」として14年春に全面開業する。全面開業後は国内最大(約10万平方メートル)の百貨店となる。【古屋敷尚子】