随分前に、富士通のScanSnapを使ったことがあるのですが、本製品はScanSnapの対抗製品と思います。本製品は、FAX付き電話機をやや小振りにしたサイズで、ちょっとした机の隙間に設置できると思います。私のは落ち着いた黒色。

本体向かって右側に直接フラッシュメモリーを挿すためのUSBポートがあります。パソコンを経由せずに、本体向かって3つあるボタンのうち、一番右の緑のボタンで文書をスキャンするとフラッシュメモリーにデータ保存することができます。そこら辺の報告書を一枚読み込んでみますと、なかなかクリアーなPDF文書に0.5秒位のスキャンで取り込むことができ、ファイル容量は0.5 MBほどでした。

まず、MacBookにドライバーをインストールしてみました。省エネルギー設定のせいなのかもしれませんが、本体背面に差すAC電源ケーブル差し込みがやや緩いように感じました。システムには、スキャナーとして認識されます。通常のスキャナーとしてももちろん使えますが、次に付属ソフトウェアPresto! BizCard 5を立ち上げて、英語の名刺を読み込んでみましたが、会社名や住所をそれぞれ簡単に認識します。ハングルはすぐには認識しないようですが、設定次第でできるのかもしれません。

次に、やはり付属ソフトウェアのPresto! PageManager 9を立ち上げ、日本語英語まじりの文書を読み込んでみました。当然、きれいに画像としてスキャンできます。OCR機能がついているので、特に設定をいじらずにやってみますと、「光都」が「北都」、カンマが「N』になったりしています。ボキャブラリーの範囲で文章化するのかもしれません。随分前にScanSnapを使ったときのOCR機能から、さほど進歩していないように感じました。

最近のMacintoshに対応するAcrobatを持っていなくて、MacOSのPDF作成とAdobe Readerだけでやりくりしているのですが、本機に"PDF Converter Professional 7.2（Nuance社製）"という、PDF作成、閲覧、編集ソフトウェアが付いているというので、大いに期待していたのですが、マニュアルを見るとWindowsのみに対応、とのこと。それで、Windows XP機にインストールしてみました。これはAcrobatのような製品ですが、スキャナー付属というところから、スキャナーからの文書読み込み（PDF化）のメニューが目立っています。しかし、他のPDF文書の読み込みや注釈、ハイライトを付ける等、AcrobatやAdobe Readerの機能とよく類似した機能を含んでいることが分かりました。どちらかとWindowsユーザーにお得感のある製品です

ウィーン風の典雅さに溢れたアマデウス四重奏団のスメタナ（1969年）、切れ味とストレートさに加え録音のよさも会いまったジュリアード四重奏団のスメタナ（1968年）と較べて聴いてみました。1965年と録音は同年代ながら、ややシャープさに欠ける録音で、また迫力やスケール感もジュリアード盤にかなわないと感じました。

視覚を失い、精神にも変調を来し始めていた老作曲家の半生を振り返るような内容であるからこそ、演奏はより線が太く、力強いものであるべき、と感じました。

格調高い、クラシック音楽の指折りの名作と思いますが、老作曲家を襲っていた境遇はワテのような凡人にさえ容易に想像が付くほど凄惨なもので、そうした感情の起伏がこの作品にはあると思います。そこが、本盤は遠慮がちな演奏で、三楽章ラルゴ・ソステヌートにおいても十分出て居らんのも残念。如何に格調高いクラシック音楽作品といえども、スメタナ先生の心の慟哭のパートでは、思いっきり泣いてしまってよいと思うのですが

例えるのが難しいんですが、散髪屋さんで使っているようなシャンプーです。

原液は粘り気がなく、普通の水のような感じなので、手に取ろうとすると一部勢いよく出てきてこぼしそう。それで、非常に泡立ちがよく、界面活性剤がふんだんに含まれている感じ。非常によくゴミや油成分が洗い流せます。清涼剤は余り含まれていないようで、幾分大人向けの香りが含まれていますが、余り目立ちません。

洗い流した後は、幾分髪の毛がさらさらする感じがします。自分は結構成分を全て洗い流そうとする方なんですが、リンス成分をうまく調合しているのでしょう。まとめると、洗っている最中にス〜としたり、洗い流した後に清涼感があるような派手なシャンプーではありませんが、みるみる泡立ち、しかも効率よく頭をきれいにしてくれる、質実剛健といったシャンプーです

ウィーン系の四重奏団なので、ハイドンはいいだろうが、「わが生涯より」はどうかな？と興味半分で買いました。「わが生涯より」はかなりゆっくりしたテンポで進められ、舞踊的な箇所は（私の普段聴き慣れたスメタナ四重奏団とはまたひと味違う）柔らかいリズムが心地よいです。スメタナが青春を振り返り、家族とのロマンに浸っている、人間的な部分が非常に良く表現されています。有名なE音での耳鳴りから、不幸としか言えない聴覚を失ってしまう箇所のフレーズも痛々しいですが、本盤はそれだけでなく、むしろその後、スメタナが心の内面に平安を抱いているようなフレーズであったのか、と非常に新鮮な気持ちで聴かしていただいた次第です。ウィーンフィルの演奏に通じるような、優しさと人間性にあふれた演奏です。

有名なハイドンの「皇帝」のカンタービレもこの四重奏団でないと、と考えます。人類史上の残る、圧倒的名盤

使い方によるんだと思いますけど、意外にとても遅い、というのが正直な印象です。IOデータの外付け1TBのハードドライブも使っていますが、20 GBのファイルをバックアップするのにUSB経由で数分です。本製品で4 GBのファイルの書き込み、書き出しを最新のWindows 7、 MacOS X 10.7でそれぞれ行なってみましたが、15分〜1時間かかりました。最近のWindowsやMacBookAirでも、SDカードへの入出力は最適化されていないせいなのかもしれません。デジカメでデータをたくさん保存しておくのには支障ないかと思いますが、しかし直接プリントアウトする人以外、いったんパソコンを経由する際には、非常に遅くても暇を持て余している、という人向けです

爽健美茶のような、香ばしい香りと味がある、外国製のお茶です。爽健美茶より、お茶の葉の香ばしい味が強いですが、特に癖がある感じではありません。自分は、爽健美茶は薄すぎる気がしますし、冬場だと「お〜いお茶」の濃い味を愛好しておりますが、本製品は夏向けのお茶の一押しです。私なら、本製品は特に運動のあとに飲みたいです。

子どもにも飲みやすいようですので、日本の夏の自動販売機、コンビニにも定着すると思えるお品物、当然無糖、ビタミンCやカルシウムの補給にもなるので、夏場に出かける際にもよいですね。冷えた状態でも、十分に香ばしい香りがいたします。ぐっと冷やして飲みたいお茶です。

【追記】「太陽のマテ茶」についてのレビューには、厳しい評価が与えられとるようです。ほいで、何か役立つことを書くために、非常に喉が渇く本日「太陽のマテ茶」を飲んでみましと、本製品が夏向きで、また南国（南米？）出身の由来なことが分かりました。乾いた喉に本製品中の有機分が和らげるような作用があり、グイグイ飲んでも本製品のわずかな渋さのお蔭でもたれるような感じがなく、胃にも壮快です。医学的にも根拠をもつ、健康茶として推薦します

1985-1996年にかけての録音。総じて、フィルハーモニア管弦楽団の明るい音色で捉えられており、またシノーポリの好みで、ウィーン後期の雰囲気で金管が派手に響くように演奏されています。モダンな雰囲気のマーラーで、現在の自然な、客観的な解釈が好まれるマーラー像とは少し異なりますが、ところどころイタリアオペラのアリアのようなテンポの箇所もあって、面白い録音です。現在主流の、ブーレーズやノイマン、ジンマンの解釈とは異なったマーラーもたまには聴いてみたい、という方はどうぞ。

当時は、シノーポリは、新時代のマーラーの開拓者といわれて、マーラーだけでなく常にコンサート満員御礼になる千両役者でした。その後、楽団等でのゴタゴタが報道されておりまして、発売されるCDも減ってきて、今世紀初め頃に指揮中に倒れられた。死後にますますディスクの評価が高まって居る（もともと高かったが）クレンペラー先生やジュリーニ先生と較べて、シノーポリのディスク（ウィーンでのシューマン2番やイタリアオペラ以外）は、顧みる人もかなり減って居ります。

今にして聴いてみると、シノーポリ自作の「サロメ」の曲のアプローチがこのマーラー全集、あるいはドレスデンでのシューマン全集でも聴かれます。金管の重々しいフレーズに大きな比重が置かれて居り、現在主流の自然を愛し、人間関係や心臓の病に苦悩する、音楽的には整然とすっきりしたマーラー像からはかなり離れている気がいたします。おやっ、というフレーズやトライアングルや木管の音色が立体分離よく、隠し味のように聞こえてきます。とはいえ、総じて、最近の緻密な解釈と較べると、細部の粗さもいくらか目立ちます。

1番（1989年録音）では金管重視の方向が意外に爽やかな方向に出て居り、実に瑞々しい。音の鋭さが、鳥や動物たちの鋭い動きや峻厳な植物の成長を示しているかのよう。ウィーンでのシューマン2番2楽章の瑞々しいリズムを思い出しました。緩急にも富んで居り、現在の耳で聴くと、相当に個性的にまとめて居られます。

3番（1994年録音）は管のソロの重々しさが重視されておるのは同様ですが、曲調からそれが自然回帰を感じさせるパートもあり興味深い。緩徐パートで、テンポというか歌い方がイタリアオペラみたいなところがあるのが、本全集の8番（1990年録音）に通じます。終楽章は圧倒的。明るい響きで、大いに自然讃歌を朗々と歌い上げておって、ここを聴いたら、皆またシノーポリファンに戻るんとちゃいますか。

明るい音色ながら金管が鋭利にシャープに響き渡り、重戦車のような5番ですわな。思いの他、情熱的です。6番は、感情がほとばしるような、心が散り散りに巡るような演奏。牧歌的なカウベルや終楽章用の特製ハンマーは特別に用意されていないようで、通常のオーケストラでの打楽器で代用されているところが今風と異なります。

9番（1993年録音）の最後等、相当の弱音を多用しておる。

ヒューレットパッカードのUSBのプリンター（HP Officejet 6000、別名E609a）を使わせてもろていて、シャープな印字に大変気に入って居ります。エプソンの印字が、ぼやけて見える（ただし、色彩はエプソンの方がより鮮やかというか、リアル）から不思議です。でも、USBプリンターにワイアレス機能があったら、と思って居りました。

ほいで、本製品。「便利」の一言に尽きます。MacOS 10.7.3でのプリンター管理とHPのインストーラーとの兼ね合い（実際問題としては、MacBook airにDVDドライブがないせいで、インストーラーDVDもワイアレス環境でインストールする点に、若干の難しさがある）で、インストールを数回やり直しましたが、その点を除けば、設定も容易。Macintosh (最近のOS、たとえばライオン）ですと、システム環境設定（プリンターとスキャナー）にPhotosmart 6510がしっかり表示されて、かつそこでwifi接続、と設定されている必要があります。複数のパソコンから接続しようとして、ゴチャゴチャやっているうちに、ワテのMacintosh内に複数のPhotosmart 6510が設定されてしまい、プリントアウトをやり直す毎に、ワイアレスが認識されない、という症状が出ました。これは、インストーラーからの設定が、十分にシステム環境設定（プリンターとスキャナー）に反映されないためでした。

上記の点を注意して設定すると、まあ当然ですが、線なしで、部屋の任意の場所に置いたPhotosmart 6510から、ワイアレスで手書きの文書をスキャンすることも可能で、これには感動しました。机の周りにPhotosmart 6510を置く必要がなくなり、部屋のレイアウトの自由さが大きく変わります。

マイナス面とまでは言えませんが、このような利便のため、ワテは以前から導入しているE609a（スキャナーはなし）からPhotosmart 6510に全面移行しようと思ったのですが、インクに互換性の問題が。黒の大サイズの方のインクタンクを除き、赤黄青とインクタンクの形状が全く同じことを確認してから、E609a用に買いためてあるインクタンク、赤（Officejet 920XL）、青（Officejet 920XL）、黄（Officejet 920XL）をPhotosmart 6510にマウントしてみたところ、ICを認識して、「古いタイプのインクタンクなので、使えません」とのメッセージが。逆に、Photosmart 6510（型名B211a）用のインクタンク赤、黄、青（それぞれ型番178）をE609aにマウントした場合でも、「インクタンクが対応品でないので、使えません」とのメッセージ。

しばらくは併用して、Photosmart 6510に全面移行しようと思いますが、印字速度はUSB結線したE609aの方が、ワイアレスのPhotosmart 6510（B211a）より数倍速い気が。ワテの無線機は7000円くらいのバッファローのやつですが、300 Mbpsと書いてあり、そこそこのやつなんだろうと思います。急いで印刷するときは、パソコンをPhotosmart 6510の近くに持っていってUSB出力した方がいいかもしれませんが、ワイアレス設定がごちゃごちゃになりそうで、今はテストしてみたくないです。

参考にならん、とのご意見も多いようですが、無線スキャナーは便利ではありますが、通常インストールした限りではエプソンのスキャナーのようにMacintoshのPhotoshopから直接取り込めません。うまく認識させる追加ツールがあるのでしょうか？「システム環境設定」から「プリンターおよびスキャナー」を選んでから、スキャナーツールを起動させています

チューブから通常のマヨネーズとかより、ずっと太いかなり粘り気のあるゲルが出て参ります。イチゴジャムのような色ですが、実際にはいろいろな成分が複合されていることが触り心地で分かります。

身体に塗るには、なかなか粘り気がありますから、簡単にベタ〜とか広がりません。インドの気温だと、ゲルの成分の粘度が大分と違う可能性もあります。ワテが試したのは3月です。注意していないと、ゲルの小さな固まりを下に落としてしまいます。

成分には酸化ケイ素か何かのような小さな微粒子も入って居って、ちょっとザラーとした、軽い刺激があります。ゲルを広げると、急にメンソールのように温感があるとか言う訳ではないです。インド特有の、成分は分析できませんけども、薬草やら緩やかな肌に刺激のあるようなクリームやらが混ぜ込んである製品です。

しばらくしてから身体を流しますと、心持ちか肌がサラサラした気持ちがしましたが、注意して前後の比較をした訳ではありません。ワテはこれ以上痩せたいとかも思って居らんので、本製品の本来の趣旨にそぐわない使用者なのかもしれんです。ほいでも、本製品の薬理効果の有無を知りたくて、思い切って（？）本製品を顔に塗ってみました。確かに、洗い流した後サラサラ感があります。顔で試したときでも、塗り終わりまでの数分で、わずかな温感を感じただけでした。温感を感じたり、本気で脂肪を除こうと思う方は、ローションに混ぜ込んでより多量に身体に塗る必要があるのかな？と考えました

【追記】風呂で身体を暖めてから本ゲルを塗りますと、自然とローションのようになり、肌になじんで塗ることができました。また、チューブからかなりの量（全身で10グラムくらい）はもったいがらずに塗りたくりますと、肌表面で燃焼反応が始まり、肌が温まってきます。30℃以上くらいでないと進行しない成分のようです。いったん燃焼反応が始まりますと、このゲルを40℃くらいの湯で洗い流す際にもさらに燃焼が進むような温感が生じます。その後、40℃くらいの風呂につかりますと、肌での燃焼反応はまだ残っていて、脂肪他が燃焼していきます。景気よく、どんどん塗りたくるべき製品です。星の数も変更させていただきます

柑橘系の香りではあるが、明らかに薬用植物の深みを伴った香りがいたします。最近は黒いシャンプー、粘土を少量織り交ぜたシャンプー等いろいろ試したところだったので、薬用の有り難さを忘れかかっていたところやったんですけども、こうした薬草のような香り、肌触りはやはり有り難いな、と感じました。

洗い終えた感覚も自然にさらさらした感じで、むしろリンスインシャンプーより髪に滑らか感が得られると感じました。メンソールでスーとする爽快系のシャンプーもよいが、ストレスに起因するフケ（というより物理的に擦りとれた頭皮）をどうしようかと思って居りますわてには、本製品はすぐにスカーとかするわけではないですが、何年も使い続けて頭皮の疲れを継続的に和らげてほしいと願うような、パートナーのようなシャンプーと評します