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氷結ストロング "レモン"さんが書き込んだレビュー
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ドクターズスカルプ ヘアケアブラシ ピンク
ドクターズスカルプ ヘアケアブラシ ピンク
価格: ¥ 3,230

3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 同シリーズ「ハード」よりも毛自身の材質は硬い、髪の長い女性向けブラシ, 2013/1/27
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
本品(KQ-1600)はピンクの取っ手のカラーだからではなく、ブラシの性質・特性が女性用です。よくある安価なブラシよりも科学的に設計されたブラシであることはもちろんですが、評者が他で愛用している同シリーズ(KQ-1603、ドクターズスカルプヘアケアブラシ、ハード)と使用感を比較します。

メーカーの説明にありますように、4種類のブラシ高の毛が交互に配置されており、それぞれの高さも本品およびKQ-1603で同様です。注意すべくは毛の太さで本品ではそれぞれ0.6ミリくらいの太さで、その先に直径0.8ミリくらいの玉がくっついて居ります。細いせいもあるのか、それぞれの毛はかなり弾力があり、固いです。私の乾燥肌の頭皮に当てますと、頭皮をマッサージするようなつもりでブラシを動かすと少しキツい、突っつかれるような感じがしました。髪がたくさんある(伸ばしている)女性向けの毛の固さです。細くて弾力があるのは、長い髪をきれいに梳かすことも意図したのではないか、と思われます。

不思議と「ハード」と称されているKQ-1603の方は、毛が0.8ミリくらいの太さで、その先に直径1ミリくらいの玉がくっついて居ります。たった200ミクロンの差なんですが、かかる力は断面積で効くと考えると1.8倍になるはずなんですが、その分毛の材質を柔らかくしてある(「ハード」の方が毛自身の材質は軟質)。こちらの方が、短い髪の頭にはまるでソフトにマッサージするかのようなブラッシングになります。

本品が悪い製品ではなく、通常のブラシとは異なり高度に人間工学的に設計されたブラシであることはもちろんですが、対象ユーザー(髪の長さ、頭皮の弱さ、等)が分かりやすいような製品名(説明書きはウェブにあるのだと思いますが)にしてほしいという要望で、★4つにします

オール・オブ・ユー
オール・オブ・ユー

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 オスロでの「Standards in Norway」の8日後のケルンでの録音とかなり類似した「即興」, 2013/1/24
レビュー対象商品: オール・オブ・ユー (CD)
1989年10月、ケルン・フィルハーモニーでの録音。調子がよかったのだろう、この8日前のオスロでのライブも「Standards in Norway」として発表されていて、曲目もかなりダブる。1986年のミュンヘン・フィルハーモニーでの「Still live」3者いずれもクラシックのホールでの録音も大変良好である。

このケルンでのライブはピアノトリオのもつメロディの美しさとモダンさを可能な限り引き出した演奏である。全体的に静的な印象であるが、コンサートゆえ無理に盛り上がったり、ソロに拍手、みたいな部分もある。目立たずに美しく咲いた高山植物のようなオスロでのライブの方が叙情感で統一されていて、トータルアルバムとしては自分は好きである。

1枚め、(1) "Lover man", (2) "I hear a rapsody"!ともキースでなければ出せないような、曲の美しさを引き出したフレーズ、そのモダンさは比類すべくもないが、ミュンヘンライブと似てやや冗長に感じる箇所もある。ゲーリーのベースソロは滋味があって好きだが、ジャックは場違いにドカドカ鳴らしている。

(3) "Little girl blue"、ロマンたっぷりのピアノ(およびベースソロ)がすぐ近くで聴こえてくる録音になっている。(4) "Solar"はビル・エヴァンスにトリビュート、となっているが、演奏の傾向も本家本元Milesにトリビュートという印象。叙情とダイナミズムの中庸が中途半端の危険をはらんだ演奏である。終盤のドラムソロは蛇足。

2枚め、(2)の"Smoke gets in your eyes"が最大の聴き所。"Blame it on my youth", "I remember Clliford", "It's all in the game"に通ずる、キースの叙情の真骨頂にゲーリーの滋味が合わさった名演となっている。調べると2000年頃の日本での"Yesterdays"にも収録されている模様。(4)"Ballad of the sad young men"もよく耳にするスタンダード曲だが、このトリオでは本盤のみ?(2)に準じた解釈になっている。

(5) "All the things you are"は斬新かもしれないが、無駄な音も多くスタジオ録音「スタンダーズ1」の同曲には及ばない。スタンダーズ1でキースが唸り続けた即興がここにはわずかにしかない。(6) "It's easy to remember"はドラムがモチアンの「Dear Head Innライブ」でも演奏されてたけど、どうしてコルトレーンにtributeなのだろう?とりあえず、主要なジャズメンがアルバムに取り上げた曲を適当にtributeとされている気がして、本盤のマンネリ感を露呈してしまっている

オール・オブ・ユー+1
オール・オブ・ユー+1
価格: ¥ 2,735

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 オスロでの「Standards in Norway」の8日後のケルンでの録音とかなりダブる, 2013/1/24
レビュー対象商品: オール・オブ・ユー+1 (CD)
1989年10月、ケルン・フィルハーモニーでの録音。調子がよかったのだろう、この8日前のオスロでのライブも「Standards in Norway」として発表されていて、曲目もかなりダブる。1986年のミュンヘン・フィルハーモニーでの「Still live」3者いずれもクラシックのホールでの録音も大変良好である。

このケルンでのライブはピアノトリオのもつメロディの美しさとモダンさを可能な限り引き出した演奏である。全体的に静的な印象であるが、コンサートゆえ無理に盛り上がったり、ソロに拍手、みたいな部分もある。目立たずに美しく咲いた高山植物のようなオスロでのライブの方が叙情感で統一されていて、トータルアルバムとしては自分は好きである。

1枚め、(1) "Lover man", (2) "I hear a rapsody"!ともキースでなければ出せないような、曲の美しさを引き出したフレーズ、そのモダンさは比類すべくもないが、ミュンヘンライブと似てやや冗長に感じる箇所もある。ゲーリーのベースソロは滋味があって好きだが、ジャックは場違いにドカドカ鳴らしている。

(3) "Little girl blue"、ロマンたっぷりのピアノ(およびベースソロ)がすぐ近くで聴こえてくる録音になっている。(4) "Solar"はビル・エヴァンスにトリビュート、となっているが、演奏の傾向も本家本元Milesにトリビュートという印象。叙情とダイナミズムの中庸が中途半端の危険をはらんだ演奏である。終盤のドラムソロは蛇足。

2枚め、(2)の"Smoke gets in your eyes"が最大の聴き所。"Blame it on my youth", "I remember Clliford", "It's all in the game"に通ずる、キースの叙情の真骨頂にゲーリーの滋味が合わさった名演となっている。調べると2000年頃の日本での"Yesterdays"にも収録されている模様。(4)"Ballad of the sad young men"もよく耳にするスタンダード曲だが、このトリオでは本盤のみ?(2)に準じた解釈になっている。

(5) "All the things you are"は斬新かもしれないが、無駄な音も多くスタジオ録音「スタンダーズ1」の同曲には及ばない。(6) "It's easy to remember"はドラムがモチアンの「Dear Head Innライブ」でも演奏されてたけど、どうしてコルトレーンにtributeなのだろう?とりあえず、主要なジャズメンがアルバムに取り上げた曲を適当にtributeとされている気がして、本盤のマンネリ感を露呈してしまっている

Tribute
Tribute
価格: ¥ 3,324

2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 オスロでの「Standards in Norway」の8日後のケルンでの録音, 2013/1/20
レビュー対象商品: Tribute (CD)
1989年10月、ケルン・フィルハーモニーでの録音。調子がよかったのだろう、この8日前のオスロでのライブも「Standards in Norway」として発表されていて、曲目もかなりダブる。1986年のミュンヘン・フィルハーモニーでの「Still live」3者いずれもクラシックのホールでの録音も大変良好である。

このケルンでのライブはピアノトリオのもつメロディの美しさとモダンさを可能な限り引き出した演奏である。全体的に静的な印象であるが、コンサートゆえ無理に盛り上がったり、ソロに拍手、みたいな部分もある。目立たずに美しく咲いた高山植物のようなオスロでのライブの方が叙情感で統一されていて、トータルアルバムとしては自分は好きである。

1枚め、(1) "Lover man", (2) "I hear a rapsody"!ともキースでなければ出せないような、曲の美しさを引き出したフレーズ、そのモダンさは比類すべくもないが、ミュンヘンライブと似てやや冗長に感じる箇所もある。ゲーリーのベースソロは滋味があって好きだが、ジャックは場違いにドカドカ鳴らしている。

(3) "Little girl blue"、ロマンたっぷりのピアノ(およびベースソロ)がすぐ近くで聴こえてくる録音になっている。(4) "Solar"はビル・エヴァンスにトリビュート、となっているが、演奏の傾向も本家本元Milesにトリビュートという印象。叙情とダイナミズムの中庸が中途半端の危険をはらんだ演奏である。終盤のドラムソロは蛇足。

2枚め、(2)の"Smoke gets in your eyes"が最大の聴き所。"Blame it on my youth", "I remember Clliford", "It's all in the game"に通ずる、キースの叙情の真骨頂にゲーリーの滋味が合わさった名演となっている。調べると2000年頃の日本での"Yesterdays"にも収録されている模様。(4)"Ballad of the sad young men"もよく耳にするスタンダード曲だが、このトリオでは本盤のみ?(2)に準じた解釈になっている。

(5) "All the things you are"は斬新かもしれないが、無駄な音も多くスタジオ録音「スタンダーズ1」の同曲には及ばない。(6) "It's easy to remember"はドラムがモチアンの「Dear Head Innライブ」でも演奏されてたけど、どうしてコルトレーンにtributeなのだろう?とりあえず、主要なジャズメンがアルバムに取り上げた曲を適当にtributeとされている気がして、本盤のマンネリ感を露呈してしまっている

がんと闘った科学者の記録
がんと闘った科学者の記録
戸塚 洋二著
エディション: 単行本
価格: ¥ 1,750

2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 戸塚氏の真摯なお人柄を強く感じました, 2013/1/3
Amazon.co.jpで購入済み(詳細)
生身の人間としての戸塚氏が本書に描かれていることに驚いた。戸塚氏は雲の上のような人なのだが、通常、こうした人が自らが病に倒れ、死に直面し、自分が消滅するとは一体どういうことなのか、と思い悩む心情を一般人に吐露することはない。

これまで評者が見聞きした限りでは、T細胞の発見でやはりノーベル賞級の研究者だった多田富雄氏が読売新聞のコラムで、「もうすぐ自分は死ぬだろう。目をつぶると子供たちが遊ぶ声が頭に浮かび、将来は明るい」「お願いだから、最後の読み書きする力だけは残してほしい」と死の数週前に書かれ、コラム連載を終了されたのを思い出すくらいである。多田氏は医師としての死生感をお持ちだからだろう、と考えていた。

戸塚氏の草木のけなげさをいとおしむような文章を読んでいると、通常は家族や親しい友人、いやむしろ誰にも明かさないような心情や闘病まで公表を許可されたのは、戸塚氏の真摯なお人柄にあると考えざるを得ない。

戸塚氏はガンの治療のデータベース化の必要性を述べられている。本書があれば、多くの患者さん(および医師)が戸塚氏の採用した化学療法だけでなく、より広範囲なデータベースをつくるお手本になるのではないか。自分には、戸塚氏がガンを楽しんでいるようには読めなかった、科学的に化学療法の効果を自ら評価し(医師は勘でしか判断していない、と戸塚氏は述べている)、自らの症例を他の患者に活用してほしい、とおっしゃっている。「ガンが完治してほしいというより、今の状態でよいからより長く生きたい」と書かれている。

自分が本書を手にしたのは、戸塚氏の業績を知っていて(その理論までは理解できないが)業績の背景に興味があったからだが、実際、物理学で未知の現象や対象には系統的に実験を積み重ね、データベース化してゆくという記述は多いに勉強になった。ただ、本書は専門書ではもちろんなく、健常者に対しても健康に生きるために心がけるべきこと、また心の持ちようについて教えてくれる。

仏教の世界観の箇所は自分には難解だったが、草木を愛し、スメタナのわが祖国の5, 6楽章のフス族の凱歌を愛聴された、とあり、雲の上のような存在の戸塚氏がふと身近に感じた。1999年の人間ドックで潜血無しだったのに、翌年にはレベル3の大腸ガンとは不運なのではないか

Denim(初回限定盤)
Denim(初回限定盤)
出品者:RS.arai
価格: ¥ 4,000

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 1, 2, 4, 8, 12曲めで昔を思い出してご機嫌です♪♪♪, 2012/12/31
レビュー対象商品: Denim(初回限定盤) (CD)
初回限定盤で、シングルB面ディスクが付いとりますけんど、あくまでおまけといった感じ。

本編のメインのディスクですが、一聴しだけだとQuiet LifeやBon Appetit!とはちょっと作風が違うかな?と戸惑いました。何度か聴き直してみました。

アメリカのミュージカル風の(1) On the street where you liveの序に続く、2曲めの「スロー・ラブ」がとびきりポップなマーチで、応援ソング(あせるな、というメッセージ)となっており、まずここが一押し!

次は(4) みんなひとり、で、いつもの懐かしい曲調。アレンジも広がりが感じられていいですなあ。でも「生まれるときひとり」というが、それは違う。母親と必ず一緒である。(8)も青春をなつかしむような、親しみやすい曲がいい。むしろ、達郎の曲に近いといえるかもしれない。

最後の(12) 人生の扉、はこれまでの竹内まりやには無かった曲で、少し面食らいました。卒業式の定番曲を狙ったのか?ポップさやまりやさんの声の特徴を生かすような曲ではなく、メッセージソングですが、面白いと思う。70歳を超した歌手にカバーしてほしい。

何度か聴いておりますと、10曲めも気に入り始めました。これら以外は、Quiet LifeやBon Appetit!ほどの粒ぞろいの曲では無い気がしたので★4つにしました。おまけの「Vintage Denim」の方ですが、ライナーにもあるように、ギリギリアルバムに収録するには至らなかった、次点の曲等を集めたもの。悪くはないが、竹内まりやのベストというには微妙なミニアルバムのような印象です。いずれもアイドル歌謡曲風な不安定な気持ちを短調で表した(4) ミラクル・ラブ、(6) トライアングル、が面白いか。比較して、2001年発表のBon Appetit!では、The Beatlesの"Sergent Pepper's Lonely Hearts Club Band"のようにボップなトータル感で一気にアルバムが流れるように進んでゆきます

ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ
ケイコ・リー・シングス・スーパー・スタンダーズ
価格: ¥ 2,806

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 「マイウェイ」と「二人でお茶を」は非常にいい, 2012/12/30
2000年頃までは、ケイコ・リーのピアノと太い声がソウルフルに、ガンガン語りかけてくるアルバムが多かった。本作では、どうした訳か、「マイウェイ」と「二人でお茶を」はケイコ・リーのピアノも相まって非常にいいのだが、他の曲のアレンジが、通り一遍というか、つまらない。アーチストのせいではない、アレンジ(プロジュース)の問題ではないか

John Coltrane & Johnny Hartman (Dig)
John Coltrane & Johnny Hartman (Dig)
価格: ¥ 991

4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 正統的なジャズやろうが、コルトレーンとマッコイから演歌の熱情を引いたような演奏, 2012/12/23
レビュー対象商品: John Coltrane & Johnny Hartman (Dig) (CD)
アメリカのちょっと高級なレストランの一席で聴いているような気分になりました。

ハートマンは真摯で誠実な歌いっぷりですが、ソロを取っている時間はコルトレーンの方が長いです。(1) They said it's wonderfulでは、1番と2番の間にコルトレーンの伸びやかなソロが入り、(3) My one and only loveでは、冒頭にコルトレーンっぽいちょっぴり演歌っぽいソロから入ります。

(5) You are too beautifulでは合いの手もタイナーのピアノが中心になっており、タイナーが本来持つロマンチックな味わいが1番と2番の間の長いソロでも出て居ります。

まさに正統的なジャズで、これにどうこう書くとジャズが分かって居らん、ということになるんですが、ワテはマイルスやキースのクラシックをベースにしたジャズに慣らされているためか、クラシックのような、直接叙情に問いかけるような曲も聴きたいと思いました。好き嫌いなんでしょうか、これは?強く心を揺さぶれることは無く、コルトレーン + マッコイから演歌の熱情を引いたような演奏と思いました。ボーカル無しで、ソプラノサックスが叫ぶようにアリアを歌う(7) Viliaに一番共感しましたがな

Firebird
Firebird

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5つ星のうち 5.0 クラシックの名曲のおいしいところをより過激にキャッチーに表現, 2012/12/23
レビュー対象商品: Firebird (CD)
「火の鳥」サイトの作曲者表示が違っていると指摘されているが、ストラヴィンスキーの曲を富田がシンセ用に、改変している。「春の祭典」ならともかく、「火の鳥」がこんな過激かつキャッチーな音楽だったのか。「改変」と書いたが、曲のおいしいところを、ワテのような素人に分かりやすく聴かせてくれる編曲、というのが正しい。

(4) 王女たちのロンド、木管楽器で演奏されるパートがひずんだ電子音で奏されハッとするし、美しい弦楽器で合奏される箇所が伸びやかなシンセの音で聞こえるとストラヴィンスキーの違った側面が見えてくる。(5) カスチェイ王の踊りはさすがに100人近いオーケストラ(たとえばブーレーズ指揮)の迫力に及ばないが、フィナーレにまで向けて、本盤にはずっと豊かなドラマが聞こえる。

「牧神の午後への前奏曲」はドビュッシーのオリジナルの意図に忠実な演奏な気がする。オーケストラでは、いわば油彩の女神のまどろみを表しているのに対し、ここではコンピューターグラフィックで3次元処理した女神のまどろみのような違いはあろうが。

「禿げ山の一夜」は、風の音はオーケストラでは表現しきれないような音をいとも忠実に出しているし、金管楽器の迫力をひずんだ電子音で巧妙に表現している点が凄い。オーケストラでは合唱は入らなかったと思うが、男声合唱のような音(これは人声をリミックス?)も音場の巨大さに一役買っている。ムソルグスキーの無骨なダイナミズムが、華麗な迫力に進化している印象をもった。

間違いなく、当時、新ジャンルを切り拓いて居ります

火の鳥
火の鳥
出品者:ファミメディア
価格: ¥ 3,970

1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 クラシックの名曲のおいしいところをより過激にキャッチーにした名盤, 2012/12/23
レビュー対象商品: 火の鳥 (CD)
「火の鳥」サイトの作曲者表示が違っていると指摘されているが、ストラヴィンスキーの曲を富田がシンセ用に、改変している。「春の祭典」ならともかく、「火の鳥」がこんな過激かつキャッチーな音楽だったのか。「改変」と書いたが、曲のおいしいところを、ワテのような素人に分かりやすく聴かせてくれる編曲、というのが正しい。

(4) 王女たちのロンド、木管楽器で演奏されるパートがひずんだ電子音で奏されハッとするし、美しい弦楽器で合奏される箇所が伸びやかなシンセの音で聞こえるとストラヴィンスキーの違った側面が見えてくる。(5) カスチェイ王の踊りはさすがに100人近いオーケストラ(たとえばブーレーズ指揮)の迫力に及ばないが、フィナーレにまで向けて、本盤にはずっと豊かなドラマが聞こえる。

「牧神の午後への前奏曲」はドビュッシーのオリジナルの意図に忠実な演奏な気がする。オーケストラでは、いわば油彩の女神のまどろみを表しているのに対し、ここではコンピューターグラフィックで3次元処理した女神のまどろみのような違いはあろうが。

「禿げ山の一夜」は、風の音はオーケストラでは表現しきれないような音をいとも忠実に出しているし、金管楽器の迫力をひずんだ電子音で巧妙に表現している点が凄い。オーケストラでは合唱は入らなかったと思うが、男声合唱のような音(これは人声をリミックス?)も音場の巨大さに一役買っている。ムソルグスキーの無骨なダイナミズムが、華麗な迫力に進化している印象をもった。

間違いなく、新ジャンルを切り拓いて居ります

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