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電力決算 4社で過去最大赤字
4月30日 18時59分

電力決算 4社で過去最大赤字
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電力10社のことし3月期の決算が30日までに発表され、火力発電の燃料費が大幅に増えたことなどから、東京電力など8社で最終損益が赤字となり、このうち4社は過去最大の赤字額となりました。

電力10社が30日までに発表した、ことし3月期の決算によりますと、北陸電力と原発を保有しない沖縄電力を除く8社で最終損益が赤字となりました。
このうち、4社の最終赤字は過去最大で、赤字額は▽九州電力が3324億円、▽関西電力が2434億円、▽北海道電力が1328億円、▽四国電力が428億円となっています。
一方、東京電力と東北電力は、東日本大震災が発生した平成23年3月期から3年連続で最終赤字となりました。
8社が最終赤字となったのは、原子力発電所の運転停止で火力発電で使われる天然ガスなどの燃料費が大幅に増えたことなどによるもので、8社の1年間の燃料費の総額は1年前より1兆1300億円余り増加しました。
このため、去年9月に実施した東京電力に続いて、関西電力と九州電力が来月1日から家庭向けなどの電気料金を値上げするほか、東北、四国、北海道の3社も政府に対して値上げを申請しており、地域経済への影響が懸念されます。

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