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神奈川県小田原市の市立酒匂中学校で今年2月、校舎内が水浸しにされるなどして荒らされた事件で、県警は1日、いずれも13歳の市内の中学2年の女子生徒2人を建造物侵入と器物損壊の非行内容で小田原児童相談所に書類送致した、と発表した。2人とも容疑を認め、漫画で読んだ学校荒らしの場面をまねたと話しているという。
県警によると、2人は2月4日午後9〜11時ごろ、校舎のガラスを割って侵入し、消火器を噴霧したり、4階の手洗い場の蛇口を開いて天井板や授業用のパソコンを水浸しにしたりするなど、約50万円分の器物を損壊した疑いがある。
2人は、教室から校庭に机8脚、椅子11脚を投げ捨て、黒板にチョークで「死」と書いたことも認めたという。1人が読んだ漫画に夜間の中学校を荒らす場面があり、まねをしたと話しているという。
また県警は、3月8日に同市立国府津中学校に侵入し、プールのシャワーや水飲み場の蛇口計18カ所を開放し、校庭を水浸しにしたとして、市内の中学3年の男子生徒を書類送検し、2年生の男子生徒を児相に通告した。2人とも容疑を認め、「酒匂中学校の事件のまねをした」と話しているという。
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朝日新聞社会部